2007

H19年3月22日 木曜日

MAK

どうも。吹きすさぶ風が良く似合う筋肉戦鬼、MAKです。

家の周りはまるで内戦地、外へ出れば強風。
出かければ少なからず金は掛かるし・・。これぞ八方塞。
工事が終わる17時まで潰さなきゃならんのがキツイなぁ。

今日も何も決まらずトレと釣りの支度をして出発。ボストンバッグにショルダーバッグに手提げ袋。
何泊も可能な装備を、毎日自宅から200mくらい離れた駐車場まで歩いて持ってく。

近所の人は完全に不審者と思ってるだろな。
釣具にボクシンググローブ、脛あて、何枚もの着替え・・。バッグからチラチラ見えてるんだもん。
車だけ持って来て家の前で積めば良いのだが、そういうの面倒で嫌いなの。
車に乗ったら目的地まで降りない主義だから。

何処で何するかも分からないまま発車オーライ。
自分でもその日の気分や天気などで何処へ行くか不明。
何も考えずに運転、こういう時って反応鈍くなってるから危険。

今日の俺の第一人格は海の方へ向かってる。彼に任せよう。
途中、歩道を歩くオマワリさんが突然ステ〜ンと転倒!新喜劇並だ。危うく車に轢かれそうだったぞ。
無事に海まで来たがスルー、おいおい何処行くの?以前TOMOと行った川へ向かってるらしい。

到着、お!釣り人居ないぞ。
急いで支度して最近反応がピカイチのスプーンをキャスト・・無反応。
あれ〜?TOMOと来た時はチェイス有りまくりだったのに。
おまけにボサに引っ掛けて痛恨のロスト。
唯一可能性のあるルアーだったのになぁ。

気を取り直し、忍野用に作った自作フェザージグをキャスト!
すると初チェイス!しかし一回きり。う〜ん、キビシイ。
更に上流でもう一回チェイスのみ。ポイントを幾つか移動したがダメ。
ガキも春休みに入ってそこらをウロウロしてるし。あ〜ヤメヤメ。

海でササノハでもと思ったがスルー。
ここからワインディングを通って里川へ抜けよう。
でもアソコも本流からのインレットを工事中で潰してるから魚居ないんだよな。今年は。

ちょっとしたワインディングに入ると、前のバイクをアオリ倒すA帽が。
かなり良いペースなのにカワイソウ。バイクがどいたのでボロ車で追走する。
これじゃティーンBABSONになっちまうな。

タックイン、ヒール&トゥを駆使して食い下がる。
A帽の車は特別仕様(向かいの家のオジサンがA帽で教えてくれた)なので手強い。
コーナー毎にクリッピングポイントを決めてトレース・・結果インベタに。


以前軽く車で遊んでた事もありマッスル。事故って頭蓋骨砕けたけど。アハハ。
脳髄が鼻からダラダラ出て来たけど死ねなかったわ。

低レベルなバトルのおかげで、あっと言う間に里川へ。
しかしお魚ナッシング。やっぱ本流からの流れを止めちゃダメだな。
車を止めて川沿いを歩く。風が強いけど良い天気だ。


一ヶ所だけ超マイクロオイカワがライズしてたけど、あれじゃ釣る気にならんな。
かなり上流まで見て来たがダメ。あ〜何かガックリ。

車の近くまで来てボ〜ッとしてるとデカイお魚さんがウロウロ。
ん?あれは・・ニゴイだ!一気にモチベーションUP!
慌てて車に戻りスピニングタックルを持って土手をザザ〜ッ。
よしまだ気付かれてないぞ。何を結ぶか・・。

ここでは以前ジグヘッドで数匹キャッチしてるが予算不足&未入荷のせいでワームを使う場合は貧乏リグ。
貧乏リグは巷で言うスプリットショットリグなのでガン玉をかませるから危険。
あのサイズのニゴイではガン玉のとこでラインブレイク必至。

ワームばっか使ってたからなぁ。どうしよ?
ダメ元で現所持品の中で最も小さいスプーンを選択。それでも2.5gか。
ここでニゴイをキャッチした時は0.9gのメバルショット。着水音がデカイと逃げてしまうのだ。

これしか弾が無いしやってみるか。
ニゴイは2匹確認済み。彼らより数m上流の草陰に息を潜めて待つ。気分はデューク東郷。
ボトムを漁りながらジリジリとこちらに近づいて来る。あ〜緊張で汗ばんできた。

よし!射程圏内、ターゲット捕捉!キャスト!
着水音で驚かせない様にサミングしてフワリと落とす。こういうの結構大事よ。

ニゴイがスプーン発見!ス〜ッと近づいてパク!ふん!
ここでお約束、痛恨のフッキング空振り・・。あ〜やっちゃった〜!一撃で食ったのに〜。
しかし魚体にフックが触れなかった為、驚く事も無くスイスイ。
まだチャンスはある。

再びキャスト・・ちょっと警戒してる感じ。
フワッフワッとスプーンを踊らせる。お!良い感じで突進!ぬりゃ!HIT!
ジ〜ッ!ザバザバ〜ン!いきなり水面に躍り出てヘッドシェイク!ちょっと焦った。
結構デカイぞ、こりゃあ。ファントムの曲がり具合は既に限界値。

川に落ちそうになりながらロッドを前に突き出す。ボサに巻かれないように必死。
川幅は激狭い上に両岸にボサが生えてるので気を抜けない。
でもこのドキドキがたまらんなぁ♪

フックが細軸なので伸びないか心配だ。様子を見ながらドラグを更に緩める。
最近は2番でコイをキャッチしてるので少しは落ち着いてやりとり出来るようになった。
でもコイツ、2番でコイの時よりキビシイのう。走るスピードが速いからかな?
ま、ドラゴンに短剣で挑むのはもう慣れたもの。

何度も寄せては走られる。ロッドのパワーは2番のグラスの方があるな。
それでも徐々に失速。もうちょっとだ。でもさっきから考えてたんだけどお約束のネット不携帯。
ここの岸って泥で脆いんだよな。迷ってる暇は無い。右足のモモヒキとジャージを出来るだけ捲り上げる。

ドボン!興奮で何も冷たくないぞ。エンドルフィンか?
川に片足突っ込んだまま暫しファイト続行。スタミナあるなぁ。
ロッドを左手に持ち替え、右手にパワーを集中。ザバッ!よっしゃ!
川に入ったまま草むらにドスン!メジャーないので計測出来ないのが残念。


今回入魂となったスプーン。ダイワの何だかって奴。フックが伸びないで良かった。


セルフで数枚撮るもイマイチ。
しかも片足捲り上げた状態でニゴイを掲げてるとこをチャリのオバサン2人組に見られた。
ず〜っとこっち見ながら走ってる。前見ろ!前を!俺を見るんじゃねえ!

あ〜空が青い。見事な逆光。


リリースしたとこで親子連れ到着。
片足生足のままハアハア言ってるリアルMr.インクレディブル体型。
「パパ〜。あの人何してるの〜?」怯えながら娘が尋ねる。
「え?つ・・釣りだよ。」父が不審に思いながらも平静を装う。

これでは通報必至だ。「今大きいの掛かっちゃって。上げられないから川に入ったんですよ。ハハハ。」
魚を手にする為だけに、3月の川に腿まで足を突っ込む大人・・ドン引き状態の親子。
しまった!逆効果だったか。

その後はニゴイを探しながら工事してるギリギリまで下る。
すると居た!5匹も居る!巨大なコイもワラワラと。
再びデューク状態で土手に潜む。

ここの難点は人の往来が結構激しい事。
菜の花咲き乱れる土手にMr.インクレディブルがしゃがんでるのは思いっきり無理がある。
野糞容疑をかけられても文句は言えない。


ここでも3度もバイトさせたがいずれもフッキングミス。
通行人と土方の熱視線に集中力を欠いてしまったからだ。
自作のイクラでも食わせたんだけどね。

マイクロオイカワ狙いに切り替えるも強風で凧揚げ状態。即リタイア。
帰りに何処か寄れる容姿ではなくなってるので帰宅。

今日は1匹だけど無茶苦茶楽しかったな〜♪

RESULT

ニゴイ1匹
スプーンにて



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