2007

H19年7月10日 火曜日
野池
MAK・TOMO

昨日無理したせいか体調優れず。今日はノンビリしてるかぁ〜。
何て思ってる日に限ってTOMOからメールが。電話してみよっと。

「チョコボール向井ですが・・」「最近出てませんね。どうしたんですか?」「いや〜プロレスが忙しくて・・」
このお馬鹿トークのせいで、いつも本題に入るのが遅れる。

雨が降りそうだからどっちでも良いと曖昧な感じだったが、とりあえず行くよと職場へ急ぐ。これが奇跡の幕開けだ。

職場に着くとTOMOが車に頭を突っ込んで尻をプリプリしている。
変態っぽいけど、車内を片付けてるだけ。俺の荷物を積んでGO!

悪天候を考慮し、一番近くの野池に決定。これが奇跡の序章となる。
野池は貸切、雨は軽くパラついてるが良い感じ。

いつも小バスが高確率のポイントを攻めるも反応悪し。
TOMOは間違えて6lbを巻いたリールをセットして来てしまい、飛ばない!と苦戦している。
「なに〜デカバス仕様じゃん!獲る気でいるら?」「そう、デカバス狙いで・・・」開き直り、ふざけるTOMO。
これが後に奇跡を起こすとは・・・・。

各ポイントを叩くもいつものリグに反応悪し。
スーッと寄って来るのだが、そこからジ〜ッと見て、泳ぎ去ってしまう。
何か水面を意識してるのが分かるので、ダメ元で自作トップ、コガネムシ・マイクロをセット。

キャスト!スス〜ッ!数匹の小バスがチェイス!食った!しかし乗らず・・。
これを4〜5回繰り返す。何故かマイクロはフッキング悪いんだよなぁ。
流石に見切られて、反応しなくなってしまった。

少し移動し、沈んでる倒木ギリギリにキャスト!食った!HIT!
いや〜チビでも自作トップでの釣果は嬉しいね。


TOMOはワームで大苦戦。甘噛みされまくり。
「あっちすげ〜居るけどダメだ。」「ちょっとトップでやってくるよ。」

お〜魚は居るねぇ・・キャスト!皆興味深そうに寄って来たぞ。
チョンチョンと波紋攻撃。食いそうで食わない、鼻先1cm。
ススッと動かしてポーズ、波紋でネチネチ・・食った!マイクロ良いぞ!


再びキャストしネチネチ・・数匹の小バスが悩んでる。
これをどう食わせるかが苦しくも楽しいとこなんだな。
こうか?こうか?食った!いや〜自作トップでこんなにバス釣ったの初めてかも。

コイツは丸飲み。マイクロ、欲しい方は作りますよ〜。って誰もいね〜か。
市販品には無いサイズだからね。殆どドライフライ感覚。興味ある人はTOYBOX見てみてちょ。


ルンルン♪でキャストを繰り返す。
するとデカバスが2匹ウロウロ。ダメ元でキャスト!いきなりバクッ!え?HIT!
ガバッと身をよじるデカバス!ジ〜ッ!一瞬でフックアウト・・・。キィ〜!悔しい!

「今食った!デカイの!自作トップ食った!」「惜しかったね〜。」
フックを見るとのびのびサロンシップ。くぅ〜マイクロのフックは特に小さいもんなぁ。
デビルの18番かな?これギルやチビバスやコトヒキには最高のフックなんだけど、相手が悪かったなぁ。

「まだ居るじゃん!」「何かず〜っと見てる。」引っ掛かったTOMOのワームを凝視。
何だか今日のデカバスは食い気あるね〜。何て思いながらマイクロからミニに変えてると・・・。
「食った〜!デカバス食った〜!」ゴボン!TOMOの絶叫と重そうな水音が!

「うわ〜すげ〜!」「6lbだから大丈夫!」そう言いながら走り出す!
TOMOのとこに駆け付けるまでにタックルを置いてショルダーを脱ぎながら走る!
急いでる時のクラーク・ケント状態。走りながらスーパーマンに変身だ。

TOMOは寄せに入ってる。「ランディング頼む!」滑り込むように地べたに腹這いになり、機を狙う。
うわ〜でか〜!寄って来たバスはデカイ!「待って・・・」

口に手を突っ込むランディングは危険と判断。両手でバスを包む様につかむ!
その状態で陸に上げ、ガッチリと俺の全パワーでバス持ち。泥とか草が付くとカッコ悪いからね。
「やった〜!TOMOやった〜!」「うお〜!遂にやったよ〜!」「写真!写真!」

ここの野池のデカイのは激スレで有名。今まで会ったバサーに聞いても釣った人は誰も居ない。
そのツレ達も釣ってないそうだ。TOMOは前回ここで単独釣行の際、2.5lbでHITし、ラインブレイクしている。
それが今回、間違って持って来た6lbが奇跡の結果オーライに繋がった。

その魚がこれ!ドーン!ええ体しとります!


口もこんなデケー!


横持ちだと更にドーンって感じだね!ゴッツイのう!


サイズは43cm!マッチョなのでもっとデカク見えたけどね。
でもこの野池でこのサイズを出した事に意味がある。メジャーレイクとかじゃ無いんだよ。
しかもトラウトロッドのUL。色んな事を考慮すると、マジで価値ある1匹だ!

「いや〜やったよ!やっちゃったよ、俺!」リリース後、TOMOとガッチリと握手。
「俺の自作も食ったのに〜!」「惜しかったね〜。」
この時まさかあんな事が起こるとは思ってもみなかった・・・。

TOMOは調子が出て来て小バスもGET!
さっきのバスのオクチに入っちゃうね。


TOMOのGETは嬉しいけど、バラシが痛すぎた・・。
フラフラ歩いてると・・居る!また違うデカバスが!今日は何て日だ・・。

マイクロをキャスト!まさかそんな事は無いよなぁ・・・って食った!
何の躊躇も無くバクッと!しかしフッキングせず。デカバスはまだステイしてる。
TOMOが歩いて来たので「ちょっとそこで待ってて!」気配を悟られるとマズイ。

もう一度マイクロをキャスト・・・ゴボン!「食ったぁぁぁ!」HIT!
ジ〜ッ!全く止められない!「うわ〜ダメだぁ!」「大丈夫!頑張って!」
運悪くオダ(木の枝が折り重なってるストラクチャー))がボッサボサのとこ。「巻かれる〜!」

必死で粘るもマイクロのフックはベロンベロン。ドラグが締めこめない。
しかもさっきのびのびサロンシップだったのを手で戻して使ってたんだっけ。
余計ダメだぁ・・フックって一度伸びたら手で戻してもダメなんだよね。伸び易くなってしまう。

「デカイ!」1m程先の水中を猛スピードでオダに突っ走って行く。
「くっそ〜!巻かれた!」遂にオダに突っ込んでしまった。

もうどう引っ張っても動かない。「あ〜!悔しいなぁ!」
その辺の丸太をTOMOに池から拾ってもらって最後の悪あがき。
3〜4mの丸太をオダに突っ込んでグリグリ。池に張り出してる木に跨ってフンフン。ダメ・・。

池ギリギリに生えてる木の根っこが、マングローブみたいに半分は池の中に伸びている。
よく腐らないよな〜。感心しながらも丸太でフンフンやってると筋肉がパンパンに。
多分常人ではこういう使い方は出来ない重さ。俺はドラゴ戦前のロッキーか。

TOMOの協力のお陰で何とかマイクロ回収。
途中で外れて引っ掛かったんだな。フックはオチョコになった傘状態。
「あ〜!デカバス2回も自作で食わせたのに!」「今日はどういう日なんだろね。」

意気消沈し、最初のポイントに戻る。
小バスがコガネムシ・ミニにチェイス!HIT!
凄く嬉しいんだけど、何だかアレ見ちゃった後だとなぁ・・。


雨が本降りになって来たので車へ。
俺はロッキートレのせいで上下が泥と汗でグチャグチャ。
一式着替えを持って来てたので着替えてお得意さんに電話。

ピコ♪何やら音がしたので電話をしながら隣を見る。
するとTOMOがデジカメ見ながらニヤニヤ・・・。キィ〜ッ!何よ!何よ!
しかもガム噛んでたら奥歯の詰め物がポロッ・・はぁ〜今日はつくづくダメね。

ナマズチェックに行くも水量無さ過ぎでダメ。1匹見えたけどね。

今日は何だか疲れたわ〜。
あんなデカバスが2人合わせて3回もバイトしてきたなんて・・。
今まで何回も通ってるけど初めてだもんね。最初で最後のチャンスだったのかもなぁ。

ま、TOMOがGETしてくれたから良いか。あれで2人ともバラシだけだったら悲惨だもん。
この野池での43cmは凄いよ〜。俺はここの難しさを知ってるからね。
アンニャロメ、今度は家でニヤニヤしてるんだろな・・・。クヤチイ!

RESULT
野池
MAK ブラックバス4匹
自作トップ コガネムシマイクロ(3匹)ミニ(1匹)にて
TOMO ブラックバス2匹
ワームにて



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