2006

H18年4月13日 木曜日

MAK

予報は昼からパラつくらしい。
何処へ行くか迷いながら車を走らせる。
BABSON川は昨日行ったし、海もダメそうだし・・。
少し遠いが昔デカウグイがよく釣れたとこへ行ってみるか。

40分程で到着、ここへ来たのは去年の年末以来だな。
珍しく誰も居ない。毎日来ていた爺さんが居た筈だが他界してしまったか?

コイの姿は結構見える。ライズもチラホラ、小さい魚のようだ。

ここは05以前は毎週通っていた。魚種が豊富でハズレが比較的少ないのがその理由だ。
過去に疑似餌で釣った魚はコイ・ニゴイ・ナマズ・ウグイ・マブナ・オイカワとバラエティに富んでいる。
しかもコイはヘビー級が当たり前、ニゴイは60cm近いのも釣れるし、ナマズは65cmなんてのも居た。
ウグイに至ってはもはやウグイと呼べるか分からないサイズを何匹も釣っている。
ちなみにMAKの最大は46cm、これってホントにウグイなのか?
少し下流は海だしマルタって説もあるが、茨城で釣ったマルタとは明らかに感じが違うんだよな。
ウグイとマルタの混血も居るらしいしよく分からん。

とりあえずやってみよう。
自作ワームをキャスト!ボトムをとってスローリトリーブ。
ここは根掛かり多いから集中する。

コツン!いきなりの反応に完全にアワセ遅れ。
ここも他に比べればハズレは少ないが、渋い時は反応すら無いので好反応に慌ててしまった。
ウグイは純粋なフィッシュイーターではないので結構気難しいとこもある。
意外にも引き出しの多さを問われる魚なのだ。

再びキャスト、ココン!ビシッ!HIT!今度は上手くフッキング。
ファントムをギュンギュン曲げて走る走る!楽しいな〜!

足場が高いので手前まで寄せて一気に抜き上げる。これが出来るのは40cmまで。

よっしゃ〜!30cmを超える良いサイズだ。


久々のウグイのファイトに感激、やっぱウグイは面白いわ。

20cm位がアベレージ、良いペースで釣れる。


5匹釣ったとこで反応が悪くなってきた。
ワームの色を変えたり、トレースコースを変えたりしたが反応はイマイチ。
最初の色に戻して動かし方を変えるとHIT!食わせたって感じで嬉しいね。


このメソッドが今日の当たりらしい。ガンガン追加。
チョチョチョンと誘ってカーブフォール、この時バイトが集中。

同じような写真ばっかになっちゃうな。
今日のウグイは妙に背中が青っぽくて綺麗だな。


見覚えのある軽自動車が来たと思ったら案の定ここの常連さん。
「お久しぶりです〜。」向こうは思い出すまで数秒かかった。
このオッサンはここでウグイを釣って海で生餌として使う為、持って行ってしまうのだ。
「餌釣るのに大変だよ。最近釣れなくってね。」「あ〜自分も久々ですけどダメですぅ。」
騙し合いのジャブの応酬、制するのはどっちだ?

「おやっさん毛針で釣るんすよね?」「水が動いてないから食わないんだよ。」
「あのライズは何ですかね?」「ああ、あれは鮎だよ。」
「昔よりウグイ釣れないっすね。」「居るんだけどな〜。なかなか釣れないんだよな。」

三平の祖父、一平は釣り場や仕掛けや釣果を教えない秘密主義の釣り人はダメだと言ってた。
皆で共有すれば良いとか何とか。一平よ、時代は変わったんだ。
そんな事したら釣り場はたちまち潰れちまう世の中なんだよ。
自分が気をつけて大切にしている釣り場でもゴミを捨てられたり魚をキープされまくる。

昔、良い人かと勘違いし、お気に入りの釣り場を教えたら見事、恩を仇で返された経験がある。
ターゲットが人気魚種のバスだった事もあってか、そいつのせいでそれからすぐに潰れてしまった。
某釣具屋の店員なのだが「内緒に!」と頼んでたのに店内の釣り情報に書いてあったのだ。
これには愕然、写真付きの釣行記なんぞ貼り付けてあった。
しかも!そこの釣具屋のビニール袋(青い)「りんたろう」の箱が散乱する釣り場になった。
それまでたまにタバコの吸殻がある程度のとこがだよ!
明らかに1人の人間からでも釣り場は簡単に潰れるという典型的な例だ。

それからの俺は釣り場では醜い詐欺師だ。

オッサンとの騙し合いも無事終了、「またね。」とオッサン去って行った。
この人は悪い人じゃないと思うけどね。

帰った瞬間から生餌に丁度良いサイズがバシバシHIT!
危ねぇ危ねぇ。

パラつくまでと決めていたが結局昼になっても降らなかった。
2時間で25匹と過去にも珍しい爆釣、尺上サイズは3匹だったが鋭い走りを十分楽しめた。
条件次第だけど、このサイズでこのファイトの魚と遊べる釣りって管釣り以外なかなか無いでしょ。
ウグイって本当に良い遊び相手だな。
このままず〜っと流行らないマイナーフィッシュでいてもらいたい。

RESULT
ウグイ25匹
自作ワームにて


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