2006

H18年4月14日 金曜日

MAK

天気はイマイチのようだが、明日から人が多い土日だしなぁ。
ガス代痛いが3連続釣行しちゃおう。

今日も行き先が決まらぬまま出発、既に車は大きな分岐点。
グダグダの気持ちのまま西へ走って行く。昨日のとこでウグイでもやるか。

やっぱり少し足を延ばして潰れたオイカワの川や野池の様子でも見に行こう。
最悪釣り不能でも、釣具屋巡りと帰りにウグイのとこ寄ってけばいいや。

朝の通勤ラッシュに巻き込まれいつもは1時間でつくとこが1時間40分かかってしまった。
先ずは去年河川工事の真っ最中だった川へ。
ここは何時来てもオイカワがライズしてる最高の場所だったのにな。
工事以前はマジメにやれば100匹釣れるのも珍しくなかったとこだ。
工事は終わっていたが案の定、以前ライズ祭りだったポイントは魚影無し・・。
猛烈な便意に襲われながらも上流まで見に行ったが状況変わらず。

諦めかけたが数百メートル下流にポツポツとライズを発見!
早速車に戻り支度する。

昨日奮発してラパラのフォーセップを買ってしまったので今日から使ってみる。
リリースの際、水面に手が届かない時もロングノーズなので便利そう。
今まではフライを持って手で外していたが、外れにくい時に魚体を触らなければいけなかった。
いつもオイカワに悪いなぁと思っていたので100円ショップのペンチから買い換えた。

今日は他にも試したい新アイテムがある。
以前からフロータント代わりに使えないかと気になっていた防水スプレーだ。
昨日100円ショップで購入。フォーセップをポーチにセットするベルトも100円。
工夫次第で100円ショップの物って色々使えそうだよね。

川原に降りてフライをキャスト!反応有るけど小さすぎてなかなかフッキングしない。
よっしゃ!HIT!良い引きするのう。結構良いサイズだ。
抜き上げる時に川面を流れる桜の花びらが魚体にくっついた。何か良いね。


段々サイズが落ちていく気がするが良いペースで釣れる。


フライが沈んできたので100円ショップの防水スプレー噴射!
浮き具合はどうか?絶好調!オマケに今使ってるフロータントよりもタフだ。
フライへの影響が無ければ超使えるぞ。これは。

川のアチコチでバシャバシャと騒がしい。コイの産卵かと思ってたらフナとナマズだった。
特にナマズは30匹は目撃、殆どがペアだったが中には俺みたい寂しい奴も居た。

余りに多いのでスプーンでも食わないかとスピニングを持ち出してみるも忙しいようだ。
引っ掛けようと思えば幾らでも引っ掛かる位、近くに居て逃げない。
思わずパチリ!


時期が来たらジタバグ持って夜中に来てみよう。

自作ワームで遊んでるとフナが目の前を通り過ぎていく。
昔はマブナを自作ワームで結構釣ったものだ。試しにキャスト!
ボトムパンプすると2匹目があっさり「パク!」嘘!?HIT!
ジ〜ッ!一気にラインが引き出される!2匹目の奴はコイだった。

ULタックルはマジで楽しいね〜。このコイ走りが鋭いわ〜。
例によってネット無し、何とか水面に手が届くとこでハンドランディング!
口はやめて下からガバッと掬い上げた。


40cm位かな?このサイズってデカイ奴と違ってスピードあるね。
見えにくいが自作ワームをガッツリ。


場が荒れてしまったのでフライタックルに持ち替えて下流までブラブラ歩く。
桜の花びらが流れ、岸には菜の花が咲く。こんな環境で遊べて幸せだな。


下流は所々工事の爪痕が見えたが影響は少なそう。
流れが緩くなってるとこでランカーオイカワが入れ食いになった。
1キャスト5バイト位の凄まじさ。沈んだフライをリトリーブしてもガツンと食ってくる。

派手な出方でHITしたのは今日一番の大物。
近くに来るまでウグイかカワムツのランカーかと思った。


2番ロッドでは抜き上げるのにビヨヨ〜ンとなってしまう程、重みがあった。
素晴らしい体高だなぁ。

もう1匹大物。


オイカワ用に巻いておいたストッキング製ミッジを試す。
見事HIT!


沈んでからの引っ張りでも良い感じ。


雨が降ってくるまでの2時間、生き残った里川で有意義な時間を過ごせた。
改めて釣りって良いなぁって思うね。

RESULT
オイカワ70匹位・コイ1匹
ドライ・自作ストッキングフライ・自作ワームにて

初めに言っときます。今日の話もなかなか凄い。
トラブル遭遇率高過ぎ!ノンフィクションでこんな人居るの?
一生こんな事無い人が殆どなんだろね。何故神は俺を選ぶのか・・。

ホクホクで帰宅中、雨だし夕方まで時間を潰して久々にシーバスでもやろうかな?
なんて思い、とある港で昼寝。
DOMOを見て30分程ゴロゴロしていたら隣に車がやってきた。
この広い駐車場、何で俺の隣なんだよ・・・。

横殴りの雨の中、帽子を被ったオッサンが人懐こい表情でこっちを覗き窓を叩く。
こんな人知らねえぞ・・。俺ってかなり人の顔覚えてるからね。
「休んでるとこゴメンね!ちょっと聞きたいんだけどいい?」
窓を5cm程開ける。怪しい時は一気に開けないのが癖になってる。開けないのがベスト。
「地元?俺は遠くからこっちの工場に手伝いに来たんだけどね。今から高速乗って帰るんだけど。」
一方的に自分の今日の出来事を話す男、何なんだ一体?少しイントネーションが変だ。
アジア系外国人かどこかの訛りか?

道を聞きたいのかと思い、「何ですか?」声を掛ける。
「そこの工場の社長にね、遠くから来てもらったからってお礼貰っちゃってね。」
「はあ・・。」
「2つ同じ物貰ったんだけど、俺同じの2つ持っててもしょうがないから。すぐ
高速乗って帰るからさ!」
「ええ・・。」妙に高速を押すね。いよいよ怪しい展開だ。
「捨て値でいいから売ってあげるよ!面白い物だよ!」
そうきたか!KIYOが似たような手口で痛い目に遭ってる。
話の内容は違うが流れとか、クロージングの仕方が酷似。

「ホントに面白い物だからさ!安くしとくから!車で見てみてよ!」
「いらない!いらない!金ねーから!」
「今日は持ち合わせが無いのか?」
「金もねーし興味もねーから!」
「若いお兄さんなら絶対面白いと思うよ!損しないから!」
結構食い下がる。

「いらないよ!折角だけど・・悪いね!」そう言って窓を閉めた。
それでも男は何か喋っている。雨はずっと横殴りの中で。
「休んでるとこゴメンね〜!」そう最後に言って車に乗りバックする。
すぐさまナンバーを見るが雨とへなちょこスモークのせいで見えない。
怪訝そうな顔が見えたのか、あっという間に走り去って行った。

シルバーの初代アリスト、スモークは後ろ全部。
恐らくヤクザか外国人のヤバイ組織だろう。

そんなベタな手に騙されるMAKじゃないぜ。

KIYOは昔、海老名のSAで「倒産してしまって・・・」と声を掛けられた。
見るからに負のオーラを纏い、弱々しいオジサンだったと言う。
「何でもいいから買って下さい・・」と1BOX車の中へ案内されると・・・。
ヤクザが後部座席に数人デ〜ン!「どれか買ってけ!」と脅迫されたのだ。
全くKIYOは馬鹿だよな、人が良いっていうかさ。

明らかに安物らしき変なものを法外な値段で押し売り。
監禁は1時間にも及び、遂にKIYOが錯乱して「表に出て大騒ぎしてやる!」
騒ぎ出した為、リーダー格の男からの指示で開放されたのだ。
運が良かった。下手すりゃそのまま車内で殺されてるよ。

この前例が無くても勿論MAKは外になんぞ出てかない。
アリストの助手席に乗ったが最後、後ろに潜む奴にナイフか拳銃を突きつけられて
金を取られたに違いない。

もし男の言う「面白い物」が存在するならば、
察するに拳銃・改造モデルガン・日本刀・違法ドラッグ各種・シンナー・無修正エロDVDなど
この中のどれかが当てはまりそうだ。

この港はその筋の連中の色んな物の取引場所や死体を遺棄する場所としても有名だ。
浚渫作業をしていたクレーンのオッサンに聞いたのだが、ヤバイ物がヘドロと共に出て来るそうだ。
拳銃・トランク・車・死体など・・・。
つい1〜2年前にも胴体だけ見つかりニュースになった。
調べによると暴力団のトラブルだったらしい。

そんな港の広い駐車場、昼寝をする営業車数台、謎の爺さん、どっかの土方のトラック、
俺の他にも何台も車が居たのだ!なのに何故?何故俺の軽自動車に目を付けたんだ?
やっぱりMAK現るところ乱ありなのか・・・。

これはフィクションでは無い。悪党どもはあの手この手で罠に誘い込もうとしている。
現に数年前にKIYOが白昼堂々海老名のSAで、俺はT港の駐車場でこんなベタな手口に
遭遇しているのだ。ドラマでは無く現実だ。

これを読んでくれている皆さん、自分は大丈夫とかこんなベタな手でこないだろう、
とか思わずに常に防犯意識を高くもって行動しましょう。
一瞬の油断が命取りになりますよ!
奴らは常に隙を伺っているのですから。


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