2006

H18年5月5日 金曜日
湖〜川
MAK・TOMO・K

このHPリニューアル後の釣行記が始まったのは1年前の今日。

今年のこどもの日も面子は違うが同士のオヤジ共が集まった。
今日は真っ暗なうちからチャリで釣り場に爆走していたガキの頃から一緒の面子だ。

朝、MAK宅に5時半に集結、珍しく遅刻者ゼロ。天変地異の前触れか?

TOMOの車に乗ってから「何処行くか?」1人の時と変わらん。
結局、ギルが始まってるかもしれないので湖に出発。

Kのタックルが一新されてるのにビックリ。
3ピースのフライロッドとフライリール、ULトラウトロッドに何故かクローズドフェイスリール。
半年釣りに行けなかった期間にポツポツと買い揃えたそうだ。

車内では私MAKの「心に残るストリートファイト・ベストバウト特集」で盛り上がる。
先日山本KIDが飛びヒザで宮田を4秒でKOしてたが、こっちは10年以上前に路上でやってる。
マウントパンチもPRIDEが流行る前から使ってたし。

TOMOが言った「今までの相手が死ななくてよかった。」に今更ながら「うんうん。」アホだ。

馬鹿話をしてるうちに無事到着。
流石にバサーがいっぱい、「ギラー」は我々のみだろう。
全員フライで釣り開始、幸先良くギルをGET!


しかし数が少ない。やっぱ寒いから遅れてるのかな?
ライズするオイカワも渋い。こりゃ苦戦必至だな〜。

KはNEWタックルで練習開始。バンブーロッドはかなり重かったので肩が痛かったらしい。
今度のロッドは2〜3番のカーボンで軽いから大丈夫だろう。
ちょっと振らせてもらったがこれは良い!良い買い物したな。
飛距離も出るしコントロールしやすい。しかも魚が掛かったら面白そう。

Kはバンブーの頃とは別人のようにあっという間にキャスト出来るようになり釣り開始。

3人で探るもギルの姿自体、殆ど見かけない。
まさかここは駆除なんてしてないよな?不安がよぎる。

ず〜っと歩いて魚が居るとこを発見!やっと全員釣り上げる。
Kは「引くの〜!」と満月になるNEWロッドを見て御満悦。

しかし強風にも邪魔をされ苦戦は続く。
そんな中、MAKはオイカワをGET!チビギルより引いた。


何とかポツポツと追加して行くもキビシイ。

途中、釣れないのでロールキャストの練習をしたがKが上手い。
盛んに繰り返すKに「釣るより投げるのが楽しくなってんだら?」
無言でニヤニヤしている。図星だ。

皆腹も減ってきたので車に戻る。
Kのカミさんがオニギリを多めに作ってくれたのでTOMOと2人で御馳走になる。
Kが「低燃費の人からどうぞ。」ありがたいっす。
MAKは家から持参したオニギリもバクバク。まだ食い足りないが1つ残しとこう。

オニギリを食いながら俺とKとKIYOで総合格闘技のトーナメントに出た時の話で盛り上がる。
我々は軽量級だったが中量級には超有名な「宇野薫」とか居たんだよね。
俺もそうなってる筈だったんだけどな〜。今ではただの頭の薄いマッチョな釣りオヤジ。

湖を後にして川へ向かう。途中釣具屋でKとTOMOがフライを購入。

前から気になってる川に到着。魚影が見えたので3人で釣り開始。
アブラ君がすぐに釣れた。


続いてカワムツ。


KとTOMOから少し離れて釣っていると、髭モジャのゴツイ歯の無いオッサンが軽トラから降りてきた。
泥だらけのスウェット上下にサンダルと完全に地元民。

こういう時も必ず俺が捕まるんだよね。何故?

漁業権あるのかな?怒られるかヒヤヒヤしてると「釣れる?」ニコニコしている。
「ここは魚券必要ですか?初めて来て看板も無かったので分からなかったんですけど・・。」
「ここは要らないよ。あそこから下は要るけど。」 「そうなんですか。」
「アブラッパヤしか居ねえら?」 「まだ分からないですけど。他に何か居ますか?」
「本流は皆持ってっちまうからな〜。こっちもあんまり居ないよ。」 「ああ、そうなんですか。」
「のんびり釣り上がってけばいいじゃん。」 「色々ありがとうございました。」
KとTOMOもやっと近くまで来て話の終盤を聞いていた。

話の最中にもキャストをしてしまいカワムツをHITさせるTOMO。
こういう時は帰ってからすればいいのにさ。流石解脱王。周りが見えてない。


3人で釣りながら上流に向かってると車1台分の道を猛スピードで車が走ってきた。
端に寄ってると「ルアー禁止だよ!ルアーはダメ!」帽子にグラサンのオッサンに怒鳴られる。
こんな時もTOMOは離れててKは根掛かり、で俺が1人で怒られる。何故?

「すいません、知りませんでした。」 「券持ってんの?」
「いえ、さっき券は要らないと聞いたので・・。」 「要るに決まってんだろ!ルール守れよ!」
「すぐやめます。すいません。」そう言ってすぐに車に歩き始める。

そのオッサンは我々がちゃんと帰るまで車を停めて見ていた。
何故か浜松ナンバーなのだが漁協の人ではなく釣り人だろう。

しかしやられた。あの髭オヤジに騙された。「安心していいよ。」とか言ってたのにな。
俺様がペコペコ謝るハメになるとは・・・。トラブルは必ず俺。俺に関わってくる。

「あんな言い方しなくてもなぁ。」3人でブツブツ。
そりゃ知らないにしろ騙されたにしろ密漁してしまった俺らが悪いさ。
でもね〜。あんな言い方しちゃダメよ。こっちは平謝りしてるんだから。
逆ギレする人にはギャーギャー怒ってもいいけどさ。
でもあそこをホームにしてる人なら怒って当然だよな。仕方あるまい。

性懲りも無く川を見て回る。
車を停める度に「俺が怒られればいいんだから。」とすねていた。

目的地の川へ到着。
こっちは勝手知ったる地元だから安心だ。
支度の遅いKに「怒られるぜ」とか「浜松ナンバーがすぐそこまで来てる!」とか既にネタ。

ライズは凄いのだがワームには反応しない。Kをフライに変えさせて頑張ってもらう。
風で苦戦するもキャストは安定してきた。しかしドライに出る瞬間まで見えるのにフッキング出来ない。
「また稚鮎じゃないの?」ふざけて言ってみる。それ位早い。

大苦戦するKだがやっと魚が宙を舞う。フッキング強すぎ。
「何?稚鮎じゃん!」ここも稚鮎か。


精神を集中しすぎて試合後のホセ・メンドーサ状態のK「もういいです。」面白い。

通称「管釣り」に魚が戻ってないか見に行ってみる。
俺とTOMOが何とかアブラGET!ここももう少しで復活するかも。


また移動、オイカワポイントは人が入ってて無理、下流に移動。

釣行記をマメに見てくれる人なら分かるが、ここはニゴイの大物を2連続でバラシたとこ。
TOMOにその旨を伝え、川を見に行くといるいる!モチベーションUP!
Kまでニゴイ狙いでスピニング、ライズがあるのでMAKはフライ。

「どうせ釣れないからネットいらないな。」これが仇となるとは・・。

岸際をストーキングするTOMOに土手の上からニゴイの位置を伝える。
しかしコイがバシャバシャと泳ぎまくって荒らしてしまう。

こっちは1人でライズ狙い、オイカワ復活してるかな?
ドライに出るもこれまた早い。嫌な予感・・。
フッキング成功!稚鮎だ〜。


鮎って漁期もあるし漁業権もあるから関係ない里川で釣れても気が晴れない。
さっきも怒られたしね。釣り場で嫌な思いしたくないもんな。

Kもフライに変えて来ると車に戻る。
その後も稚鮎が連続HIT!TOMOは辛抱良く草むらに隠れている。

Kが到着、すぐに稚鮎GET!


ややこしいからオイカワのポイントまで上がって来るなよ。
全然逃げないし、凄い貪欲でジャンプしてフライに出たりする。

突然「きた〜!!」TOMOの声、ロッドが満月!
急いでロッドを置き、車にネットを取りに走る!

100m程ダッシュし車に着いた瞬間「ダメだ〜!」TOMOが両手でX印。
「草に巻かれて切れちゃった。」50cmクラスのニゴイだっただけに残念だ。
よく粘って食わせたのにな。

ここから更に移動、MAK秘蔵のマイナーフィッシュポイント巡りだ。
ここではオイカワ、カワムツがよく釣れたが時期がまだ早いらしい。

ライズは散発ながらあるのでオイカワが釣りたいと言うKが代表してやってみる。
しかし向かい風で戦意喪失、ヘロヘロになりKKならぬ休Kにクラスダウン。

MAKがやってみるも早い。まさかな・・。
暫く粘ってHIT!また君か。稚鮎でした。

KKは休Kから立ち直れないので移動。

時間的にもラストのBABSON川、Kに頑張ってもらうも不発で終了。
途中KのカミさんからTELがあって不気味な着信音がなっていた。
ラオウのテーマみたいのだってさ、全くこの男は・・。

ガキの頃からの釣り仲間と、こうして今も釣りに行けた事が何より楽しかった。
途中、怒られたけどGWの混雑の中、楽しく過ごせた。何気に五目も釣ってるしね。

TOMOの結婚式の祝辞と被るが、当時のスタイルからチャリは車に、
臭いマルキューの練り餌やオキアミ、イソメはルアー、フライに、そして容姿はオッサンに変わったけれど、
未だに一緒に釣りに行く仲間が変わらないってのが俺の最高の自慢であり宝だ。
また行こう!

RESULT

MAK
ブルーギル6匹・オイカワ1匹

TOMO
ブルーギル4匹


ブルーギル2匹
全員ドライフライにて


MAK
アブラハヤ1匹・カワムツ2匹・稚鮎6匹
自作ワーム・ドライフライにて

TOMO
カワムツ1匹・アブラハヤ1匹
自作ワームにて


稚鮎3匹
ドライフライにて


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