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川
MAK
長かったGWも終わり、やっと通常の平日って感じになってきた。
この所、MAK父やBABSONのおかげで仕事がチョコチョコと入っていた。
いやはや、ありがたい事ですな〜。これで少しは息が出来るってもんだ。
今日は何も予定が無いので天気は悪いが思い切って釣行。
釣り場に向かう途中、信号待ちをしていると見た事ある顔が向こうから自転車で走って来る。
誰だっけ?あ!橋の下に住居を構える先輩だ!
注!MAKにとって先輩とはホームレスの方の事です。
間違いない、荷台には幸せを運ぶ(廃品)青い箱が括り付けてある。
でも何か違和感あるな〜。段々近づいて来た彼を見て暫し言葉を失う・・・。
何と!茶髪になっていたのだ!しかも髪が短くなってさっぱりしている。
焼肉に続くディープインパクト!しかしこの人、お金あるなぁ。
ホームレスの人がお金が無いなんて固定観念を持ってた俺が甘かった。
全くあの人にはやられまくりだな。次も期待してます。
いつもながら釣り場がはっきり決まってなかったが、彼を見て住まいのあるBABSON川に決定。
釣り場に着くといつものアルテッツァ、口の端に泡を蓄えた鯉釣りオジサンだ。
200m程先で今日も鯉釣り中、ほぼ皆勤賞らしいからな。
しっかりとその大声はここまで聞こえる。マジでデカすぎ!
ライズはチラホラ、この前Kがやった時のようにいつもの対岸でやってみよう。
最近は稚鮎の速さに苦しんだが、オイカワもやっぱ速いわ。
それでもポツポツ釣れる。
小雨がパラついてきたから集中して効率良く釣らねば。
極小メインで、まあまあの奴がたまに混じる程度。
稚鮎と比べるとオイカワはパワーあるよな。
柔らかいロッドならファイトも十分楽しめる。
ポーチが雨で湿ってきてしまった。
たまにバシャン!とビックリする位、派手に出る奴はかなりでかそうだ。
イマイチ渋いがそいつを釣りたくて粘る。
着水と同時にもんどりうってフライに食いついた!
グッグッグッ!2番を綺麗に曲げる好ファイトにちょっと焦る。
「こりゃデカイ!」思わず独り言。
水中で大きく美しい腹ビレを広げて煌めく姿に思わず見惚れる。
写真を撮る時はペタ〜ッとくっついちゃって本来の美しさが出ないんだよね。
追星が出てる雄のオイカワだ。
雌とは迫力が違うよな。
更に粘ってもう1匹、コイツもビックリする位引いた。
抜く時にビヨ〜ンとなっちゃう重さにニンマリ。
これで満足して移動。
TOMOの職場に向かったが配達で出掛けるとの事。
ブラブラして時間を潰すか。
先日KとTOMOと3人で訪れ、稚鮎をドライで釣った川に到着。
TOMOがニゴイをラインブレイクで逃したとこだ。
オイカワ狙いでフライを持って川辺に降りてロッドを振ってるとニゴイがウロウロ。
急いでエッグに付け替えてキャスト・・・パク!しかしフッキングせずにダッシュで逃げてしまった。
これでハンティングスピリットに火が点き、スピニングで真面目に狙ってみる事に。
TOMOがやっていた様に草むらに息を潜めて姿が見えるのを待つ。
いつものMAKタックルに4lb、自作ワームと何を狙うにも変わらぬ仕様。
ところが一向に姿が見えない。コイはウロウロしてるのだが。
痺れを切らし、キャストしながら背の高さ程の草をガサガサと掻き分けて進む。
水深が30cm位しかないので、ボトムパンプは容易。これって結構効くんだよな。
プルルン!アブラ君かカワムツがバイトしたような手応えを感じ、反射的にフッキング!
「バシャバシャ〜ン!」何じゃこりゃあ!
突然もの凄いパワーがロッドに伝わりジ〜ッとドラグが鳴る。
「ガポン!」水面で身をくねらせたのは・・ニゴイだ!しかもデカイ!
ギュンギュンとロッドを曲げ突っ走る。
ごっついタックルでニゴイは引かないなんて言ってるHPやメディアが多い。
ULトラウトタックルならウッヒョ〜ッ!(三平風)って位に引きまっせ!
TOMOが草に巻かれてラインブレイクしたのを覚えていたので、
ロッドを出来るだけ前に突き出して強烈な引きに耐える。
何度も目の前を横切り上流下流に行ったり来たり。
前日の仕事で壊れかけの腕はパンパン。
何度か草に巻かれそうになるのを強引に止める。その度にドラグはジ〜ッ!
ロッドは満月どころか、ひらがなの「つ」の字になっている。
徐々にスローダウンしてきたが、お決まりのネットが無い。今日はMAK母の車だしね。
掛けた魚をキャッチする事への執念は我ながら凄いと思ってる。
躊躇無く片足をドボン!ライギョ編に続き、リアル釣りキチ三平だ。
その状態で暫しファイト続行!
ゆっくり寄せに入り、魚体を下からすくい上げ草むらにドスン!
でけぇ〜!!立派なニゴイだ!60cmジャスト!
ワームはお決まりの自作ワーム、相変わらずの良い仕事。
追星が出てますなぁ。ちゃんと小さい髭が生えててカワイイのう。
セルフタイマーで撮りたいが平地が無い。
草むらに置いて撮ってみたがイマイチだな〜。薄毛を痛感するには良いが・・・・。
リリースするもドンブラコと流れて行く。大丈夫かな?
暫く流れた後、バシャン!と復活、良かった。
ニゴイって死んだふりするって何かの本に書いてあったけどホントかな?
燃え尽きてしまい車に戻る。
ズボンとサンダルはグチョグチョ、ガキの頃なら母ちゃんに怒られる事必至。
サンダルと足が泥だらけなので川で洗おうと護岸されてるとこまで歩く。
さ〜て、足でも洗うか・・すると目の前には2匹の巨ニゴイ!
急いで車にロッドを取りにペタペタ戻る。
再びポーチを付け、ロッドを持ちペタペタ急ぐ。
足とサンダルの間に泥が入って気持ち悪い。
ふうふうと汗をかきながら到着、よしよし、まだ居るぞぉ。
近づくと逃げてしまうので高いとこからキャスト!変なとこ行っちゃった。
ニゴイの後ろの方なので気付いてもらえない。
ピョンピョンさせて巻いてくると後ろから猛追してきたデカイのがバクッ!もう1匹居たのか!
慌ててフッキング!HIT!ガボガボ!水面でヘッドシェイク!ド迫力!
下流へと突っ走る!ここは川がカーブしてるので、いくらロッドを前に突き出しても草に巻かれる。
迷わずドボン!MAK得意の普段着ウェーディング!
一応大人の知識と常人以上の体と筋力、そして子供の行動力を持つMAK、そう容易くは逃さんぞ〜。
必死でロッドを操り、草が繁茂する岸際に行かないようコントロールする。
しかもコイツはさっきのよりパワーがあるし止らない。
さっきの奴は一息ついたりしてたがコイツはナッシング。「氏」みたいな奴だ。
腕は既にパンパン、昨日の仕事が響いてるな。
上流には川の真ん中に障害物があり、そこにゴミが引っ掛かって溜まってる。
あそこに走られたらマズイな・・何て思ってたら通じちゃったのかいきなり上流へダッシュ!
ニゴイとスピリチュアルな交信をしてしまった。
ドラグを少し閉めて対抗!よく慌てて調節ミスするんだが・・。
ゴミに頭を突っ込んだとこでブレーキ!方向転換させる。あぶね〜!
下流のMAKに向かって泳いでくるとこをランディングしようとするもまだ走る。
それでも勢いは落ちてきた。しかし油断は禁物、慎重に寄せる。
鷲づかみしようとしたが太い!下からすくってランディング成功!
護岸に上がりそのまま草むらまで歩きドスン!コイツもでっけぇ〜!
自作ワームをガッツリ!サイズは64cm!自己ベストだ。
600mで1200円位の謎のカーボンナイロンって書いてあるラインはキンクを起こしている。
でも4lbでこのサイズ2匹連続でとれれば上出来だな。
もう高いライン買うのはやめようっと。以前茨城でマルタを連続で釣った時もこのラインだったしね。
再びセルフタイマーにチャレンジ。相変わらず上手く撮れない。
川に戻し、前後に動かして人工呼吸、泳ぎ出すまで体を支えてやる。
暫くしてゆっくりと上流に泳いで行った。ありがとな。
車に戻り、白昼堂々、外でパンツになり濡れたズボンを履き替える。
TOMOはまだ帰って来ないので野池に寄り偵察。魚も見えないので着替えてトレーニング開始。
周りを走ってシャドー。昨日と今日の疲れで思うように体が動かない。
1時間やって終了。着替えてTOMOの職場に向かう。
職場に着くとTOMOも丁度配達から帰ってきた。来客が居たので車で待つ。
お楽しみにとっておいたチョコのお菓子は溶け気味でガックリ。
食い終わる頃にTOMOが来た。
少し時間が空いたらしいので近場に釣りに行く事に。
ロッドを持たずにTOMOに釣りは任せる。幸先良くカワムツGET!ここもやっと始まったか。
移動を繰り返すも行く先々でバラシを連発するTOMO。
カミさんにもっと釣りに行かせてもらえよな。
最後の釣り場で奇跡のランカーカワムツGET!
20cmジャストの大物だ!婚姻色が美しいね〜。
腹ビレもビシッと広がってるし、追星も出ていて迫力あるな。
その後探るも反応無しでTOMOの職場に戻る。
最初の釣り場でオイカワ、続いてニゴイ、更にカワムツと今日は追星の出た魚ばかりだった。
本格シーズンインはあとちょっとだね。
久々にスピニングでスリリングなファイトも楽しめたし、ホント楽しい1日だったな〜。
ニゴイもウグイ同様、巷では馬鹿にする人が多いけど素晴らしいファイターだと俺は思う。
卑下する連中は是非そのままでいてくれ。その方が存分に遊べるもんね。
今日は釣りと運動で洗濯物の量が凄いな。
RESULT
オイカワ8匹・ニゴイ2匹 MAX64cm!
ドライフライ・自作ワームにて
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