2006

H18年5月15日 月曜日
海〜川
MAK

昨晩はピーター・アーツの男気にマジで涙が出る程感動した。
これを読んでくれている人、K1の公式サイトへ行ってみて下さい。お願いします。

1993年からK1を、そしてアーツを見続けているが、こんなにアーツをカッコイイと思った事は無い。

K1の無茶な試合間隔にも、慣れない総合格闘技にもオファーがある限り、
アーツという男は1度も断った事が無いのは知っていた。これは凄い事だ。

でも今回は更に凄い。格闘技を少しでもかじった人なら更に凄さが分かるはずだ。
今回の件で、俺の尊敬する格闘家にピーター・アーツが加わった。

ここからは普通の釣行記です。

午後に1件入っていた仕事が終わり帰宅。

明日からの天気は思わしくないらしい。出掛けてみるか。
この所ずっと淡水魚ばかりだったので久々に海でも行ってみよう。

17時頃、最初の釣り場に到着。何でも良いから遊んでほしいな。

ヘチ沿いに自作ワームをテクトロしてると幸先良くHIT!久々のアナハゼGET!


このままガンガン釣れると思いきや沈黙・・。
魚っ気はあるし、チェイスもチョコチョコあるんだけどな〜。

小メバルや小ムツらしき魚が時折キラッと身を翻すのだがフッキングせず。
アナハゼも活性が低いのかガツンとバイトしない。

すぐ後ろまで来て延べ竿で釣りを始めた人が居たので正直ムッとしたが、にこやかに声を掛ける。
「何狙ってるんですか?」「ん?小ムツ。」
作業着姿のその人はバケツに魚をキープしている。

「サビキですか?」「カブラ。」「へえ〜。面白そうですね。」
最初はあまり喋らず良い感じでは無かったがそこは腕の見せ所、千本で鍛えたトークは伊達じゃない。

色々話し始めると、なかなか良い人みたい。
小ムツをバケツにキープしていたのは仕事の為らしい。
魚を育てる仕事をしていて、釣った魚を飼って色々データ取りしているとの事。

「趣味と実益を兼ねてますね!」「うん、皆はまっちゃってね。」
見ると他にも同じ作業着の人が延べ竿でカブラを操っている。
「俺がカブラを持ち込んだら皆面白いってやり出してね。」

「XXさ〜ん!あっちのスロープに群れてます!」
1人の作業着姿の人が慌ててその人を呼びに走って来た。面白い仕事で良いな〜。

「一緒に行きませんか?」と誘われたがルアーなので迷惑かけると悪いので丁重に断る。

この界隈の魚の色んな話を聞けて参考になった。俺も1度は魚に携わる仕事がやってみたいな。
少し沖にある根の話や何処にどういう魚が居るとか産卵場所とかかなり詳しかった。
俺がそれを全部知ってたので驚いていたが・・。

いつもササノハが高確率で遊んでくれるポイントは不発、ヘチをネチネチ釣り歩く。

突然ギュイ〜ン!ロッドが絞り込まれる!慌ててロッドを立てて応戦、パワフルだのう。
一気にゴボウ抜き、これまた久々のカサゴGET!


明るいうちにカサゴが出るとは思わなかったな。相変わらず良い引きするわ。

その後もチェイスは結構あるがフッキングせず。
かなり歩いて何とかアナハゼ追加。


薄暗くなってきたので根魚に期待したが反応無し。

車で移動、次の釣り場には常夜灯の下にカップル、諦めよう。

更に移動、ここはカサゴの実績がかなりあるとこだったが反応無し。キビシイな。
やっぱ根魚は減ってるんだな、少し前まで気軽に遊べたんだけどね。

最後と決めた釣り場でも反応無し、諦めきれずに夜釣りでは行った事のないポイントに行ってみる。
うわ〜!ゴミが凄いな。時折何かがピシャッ!と水面に出てる。何かな?

ヘチをネチネチしながら移動してると、1BOXからバタバタとヤンキー風の若いのが3人降りて来た。

ギャーギャーと大騒ぎしてるので嫌だなぁなんて思ってたらHIT!
しなるロッドが目に付いたのか、フラフラと3人組が寄って来てしまった。

嫌だったが抜き上げる。写真は小さく見えるが結構良いサイズだ。


「カサゴじゃん。」「あ〜釣りしてえ。」「食えるじゃん。これ。」
あ〜うるせえ。「竿どっかにねえかな〜?」「今度持って来ようぜ。」早く何処か行ってくれ。

イライラを堪え、3人組に軽く会釈をしてカサゴをパチリ。
アホな彼らは、今度は高い堤防に登るのに夢中になってくれた。しかしガキだね。
目立たぬようにそっとリリース。カサゴ君、達者でな。

一難去ってまた一難、今度はワゴン車から大勢降りて来た。
先ずはタイかフィリピンの女性と子供、海面をライトで照らしながら歩いて来る。全くもう・・。

子供も居たので既に釣りは諦めて「こんばんは。」にこやかに挨拶。
その後ろからベタなチンピラファッションの2人の男がガニ股で歩いて来た。
グッチのスウェットみたいな奴の上下、坊主にチョビ髭、ベタだね〜。

またもにこやかに挨拶したが1人は無視、夜はサングラス外したら?
もう1人はデカイ態度ながら挨拶して去って行った。

う〜ん、ああいう業界でも上に行く人とそうでない人ってのはすぐ分かるね。
今日も仕事でお世話になったMAK父の親友の方は宅急便の人にもねぎらいの言葉をかけていた。
詳しくは書かないがその人は去年まで「長」のポストに付いていた人だ。
小物ってのはどんな世界でも嫌だよね。魚は小物も楽しいから別だけどさ。

車近くの常夜灯下を探るとククン!カサゴ程じゃないけど結構引くな〜。
良いサイズのネンブツダイGET!パワーあったからオオスジさんかと思ったよ。


コイツを最後に車に戻る。晩飯食ってないからフラフラ。

帰宅途中、ナマズはどうか?なんて気になりだしてしまった。
進路変更し、ナマズ釣り場に到着。ホント馬鹿だよな。

時間は21時、ナマちゃんタイムには早いな。案の定、人や車がひっきりなしに通る。
もっと静かな時間じゃないとキビシイ。200m程ジタバグで探るも反応無し。

全く反応も無いし、車も後ろをビュンビュン通るからモチベーションダウン。
完全に油断した1投に「バシャ!」出た!心の準備が全く出来てなかったのですっぽ抜け・・。

しかしめげずに同じ所にキャスト!「バシュン!」今度はロッドに生命感が伝わったがフッキングせず。
よくこれだけライトつけた車がビュンビュン走る中で出たよな。完全に油断してたよ。

相変わらずラッシュアワー並の車と人だし空腹も限界だし納竿。

すれ違う度に変な目で見られちゃうもんな。
ま、確かにドブ川にデカイ疑似餌をキャストしてるからね。変人だよな、どう見ても。

久々の海で魚は遊んでくれたし、釣れなかったけどナマズがトップに出てくれたし、
たまには夜に出歩くのも悪くないね。

RESULT

カサゴ2匹・アナハゼ2匹・ネンブツダイ1匹
自作ワームにて


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