2006

H18年10月16日 月曜日
海〜湖
MAK

先週の夢は覚め、今週の仕事は普段通り暇そう。
さ〜て、何処行こうかな?ネットで釣れてるらしい情報を得た方面へ行ってみる。
今までまともに釣れた事が無い地域だが、挑戦してみるか。

いつも巷の「釣れてる情報」を頼りに行くと、ろくな事が無い。
やはり自分の経験や勘を信じた方が良い結果が出てる。
嫌〜な予感はしてたのだが・・。

予感的中、台風のせいで泥濁り&高波。
天気予報や潮を全く見て来ないからこういう事になる。
自業自得だね。

2時間以上ウロウロしたが、まともに釣り出来た湾内のスロープでコトヒキ1匹のみ。


海は諦め、少し離れた湖へ向かう。
無事に到着。風は心配してた程、影響は無さそう。

ここでは手堅いフライばかりやっていたので、今日はトップで行こう。
夏に完成していた自作トップを試す。

この湖、以前より魚影が薄くなったし、サイズも出ない。
前回は変なオヤジに絡まれて、危うく本性が出そうになった。
駐車場を見回すと・・居た!あのオヤジの軽バンが停まってる。
何処まで暇なんだ、このオヤジは。

ブツブツ言って来たら、今日はちょっと強めに言っちゃうよ。
ところが支度してオヤジの車の方へ歩き出したら、エンジンかけて行っちゃった。
まさか覚えてたのかな?でも前回はそんなに強くは言ってないつもりだけど。
胸ビクビクさせながら、その辺の木を叩いたりはしたけどさ。昔に比べりゃ聖人だよ。

これで一応安心して出来るな。ギルを大量に殺す横浜ナンバーのベンツワゴンも来てないし。

新作自作トップをキャスト!ゆっくりと波紋が出来るように動かす。
お!ギルが見に来たぞ。パシュッ!出た!チビだからなかなかフッキングしないな。
数匹トップの後ろを付いて来てる。ピッとロッドを強めに動かすと慌てたようにバクッ!HIT!


さっき動かした時に分かったんだけど新作トップ、良いポップ音が出るのよ。
作った本人も全く意図して無かったけど。

今までの虫系自作トップは動きがペンシルっぽいヤツが殆ど、コイツは異端児だ。
アクション次第でマイクロポッパーにも成り得る。
クワガタのメスをイメージしたリップが功を奏したようだ。

ポコン♪ポコン♪音が出るのが楽しくてポッピングしてるとHIT!


いつもみたいにネチネチと波紋で誘うのとは趣が違う。
反応を見ながらポコン♪これも凄く楽しい。

ギルがトップの寸前で「どうしようかな〜?」みたいな状況の時にポコン♪が結構効く。
それで一度見切ってしまったギルを寄せて、ネチネチで食わすのが面白い。

これ位のが釣れると安心する。まだここも遊べるかな?


途中バサーの兄ちゃんと少し話す。別口のデブバサーは挨拶したのにシカト。
こういう奴が居るんだよね〜。思い切りぶん殴るのは頭の中だけにしときました。
今は体が商売道具ですから。特に手はね。

海での大コケも、自作トップにパコッと出てくれるギルのおかげで帳消し。
ホント面白い魚だよ。

オーバーハングの木の下をポコポコ。突然魚体が半分出る程の勢いでデカギルがバイト!
しかしフッキングせず。翻した体が作った波紋を見ると、かなりの大物。

もう一度そこにキャスト!着水と同時にバシュッ!HIT!
チリリ・・凄い引き!思わず腰が落ちる。左右に突っ走る!これは良いサイズだぞ。

抜こうとするもファントムがビヨンビヨンして抜きにくい。それ程重いのだ。
よっしゃ〜!22cmのギルGET!このサイズは嬉しいのう。トップが飲まれるとこだった。


湖面がたまにモワンとなる。オイカワかギルか分からないが、そこにキャスト!
ボコン!HIT!鋭い突っ込み!これぞデカギルの醍醐味!

沈んでる枝をかわしてギルを誘導、コイツも良い引きするな〜。今度は21cm!


ここで観光客の夫婦が声を掛けてきた。あ〜面倒だ。何手も先の会話が読める。
「今の何ですか?」「巷で悪者にされてるブルーギルです。」
言う事は読めていたので先手先手で話す。

「ここは誰かが違法な放流したんじゃなくて、皇太子が日本で最初に放流したんです。
勝手に色んなとこに持ち出した人達は悪いけど、魚そのものに罪は無いよ。」

「今リリースしちゃったけど?」これにカチン!
「現在居るとこから持ち出さなければ良いの。湖によっては違うとこもあるけど。巷の人っちはメディアの
悪者報道のせいで、リリース禁止の意味も分かって無い人が多いよ!」

「あ、そういう意味なんだ。」
「一般人はギルは殺さなきゃいけないと思ってるでしょ?ハッキリ言って洗脳だよ。そういう風に話を
持っていくメディアが悪い。イメージアップの為だけに外来生物を使った小池が気に入らないね。
全くあのクソババア!アイツこそ消えりゃ良いのに。」

テンションが知らぬ間にUPし、この寒さでTシャツ姿の異様に熱く語る筋肉馬鹿に引き気味のご夫婦。
「丁度釣れたの見えたものだから・・。どうも。」「いえ。」

正しい正しくないなどは人が決める事じゃない。自分が決めれば良い。
政治家や他の釣り人にグダグダ言われる筋合いは無い。

そう、俺は皆が言う通り偏屈で頑固さ。ただ周りに流されないってのは大事だぞ。
自他共に認める変わり者、そこは自信ある。

少し歩いて行くと、さっき話したバサーの兄ちゃんが居た。
暫し談笑、こういう無害な釣り人が好きだなぁ。

話してるといきなりスタスタと馬鹿親子が我々の隣に。書くのも面倒な程、会話も行動も馬鹿だ。
ガキは小学校低学年で頭は丸刈り。オヤジは40歳位か?

馬鹿っぷりに兄ちゃんも驚いている。「カサゴ狙いっすかね?」彼らは本気だ。
とにかくマナー無視の馬鹿親子。大声で滅茶苦茶な釣り理論を展開。
精神病院から仮退院で来てるのかな?

兄ちゃんと別れ、馬鹿親子から離れる。無駄なトラブルは御免だ。

離れたとこでトップをキャスト!モワッ!水面が盛り上がる!HIT!
こういうパターンってデカイのなんだよね。

案の定、チリチリとドラグが鳴る。ロッドはギュンギュン、面白いのう。
コイツも良いサイズだな〜。未計測だけど20cmはあるよな。


馬鹿親子は根掛かりの責任を擦り合い。そのオモリでぶっこめば根掛かるだろ。
「どうやればこんなになるんだ!」「今度は完璧だ!俺がやる!」「俺だ!」

ホント全部は書ききれない程の馬鹿。「そこに居るだろ!釣れよ!」「食わねーもん!」
子供の言葉使いが終わってる。父親にタメ以下の暴言連発。

ふいにオヤジがこっちを見た。「あっちの木の方行くぞ!」うへ〜、退散。

かなり逃げて来たぞ。再び良いサイズのギルをGET!


ここからフライにチェンジ、チビだが入れ食い。フライも良いね。

結局暗くなるまで遊んでしまった。鼻ズルズル、完全に風邪こじらせたな。
誰が何と言おうと、ブルーギル最高!これからも俺は遊ばせてもらうぞ。

RESULT

コトヒキ1匹
自作ワームにて

ブルーギルたくさん
自作トップにて24匹・ドライフライにて


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