2006

H18年12月25日 月曜日

MAK

遅めの出発、あまり気乗りしないが、ぼちぼち釣りしないとね。
海沿いを「風つえ〜な〜。釣りすんの、よすかな〜。」何て思いながら車で走ってた。

すると何の脈絡も無しに「東〜江戸川三丁目♪東〜江戸川三丁目♪」
「こおろぎ73’」が歌う、おじゃまんが山田君の主題歌が脳内でグルグル。自分でも訳が分からない。
しかもそこだけ無限リピート・・俺、もうダメかも。

とりあえず釣り場に到着。最近の傾向と対策で、普段やらないとこをチョイス。
TOMOの年末年始の予定を聞こうと電話、「おじゃまんが山田君ですけど・・」「あ、そういう方は知りませんね。」

TOMOは年末年始全滅、出動不可能。Kも危ねぇな〜。
奥様方、旦那は頑張って働いてるんだから休日の半分か、せめて三割位は、好きな事やらせてやろうよ。
真面目に誰の金で飯食えてるか考えてみな。

釣り場までテクテク歩く。
先日、靴下の凄さに感激し、足の保温にいかに重要か34才にしてやっと分かった。
何せ真冬でも靴下履いた事が無かった。正装する時以外は。
野生児とか原始人とか言われてた俺もジジイになったわ。

でもやっぱ変な感じだな。
靴の中で足が滑るんだよ。感触がダイレクトじゃないし。
そうだ、コン○ーム付けたチ○ポの感じにそっくり。

アホな事を考えながら歩いてると到着。
ここは駐車スペースが無いしテトラの為、他の釣り人は滅多に入らない。
ピョンとテトラに乗るとズリッ!靴の中で足がずれた。危ねぇ〜!靴下の馬鹿野郎!殺す気か!
いつもより慎重にテトラ上を移動。

マッチョさんが作ったイチゴジャムカラーでスタート。
いきなり1投目、糸ふけをとってるとギュ〜ン!ティップがひん曲がる!HIT!

ガツンと村田氏ばりの電撃フッキング!おお〜!何これ?
ギュンギュンとファントムを満月にして、なかなか寄って来ない。
でけえカサゴか?ゆっくりと浮上したのはランカーササノハ!こんなに引いたっけ?


びっくらこいた〜驚いちゃった〜。
このタックルで出来るだけ遠投したとこでHITしたので凄かった。

再び同じとこへキャスト。
ボトムをとって・・・ギュギュ〜ン!マジかよ!HIT!
これは更に強烈!引きの感じでササノハだと予想はついていたが、こんなに引いたっけ?
最後の最後まで突っ走ってくれた。良いファイターだね、ササノハは。

このサイズのササノハ、なかなか釣れないんだよな。


この2匹で既に満足。
再び脳がおかしくなってaikoの「あ〜テトラポット登って〜♪」これが流れ出した。
靴下のせいで不安定なテトラ、そこで大物を連続GETした嬉しさでイカレテしまった様だ。

更に反応は続く。このサイズまではいかないにしても、ナイスササノハが連発!
しかもずっと同じ場所。今日はササノハデーかしら?

ジグヘッドを幾つかロストしたが、ここだけで満足。
帰ろうかと思ったが、先日復活の兆しが見えた釣り場に歩いて行ってみる。

思ったより遠くて疲れた。歩くたびに靴の中で足がズルッとなるのでパワーロス。前に進まない。
おまけに擦れて足の裏が熱い。

やっと着いたら何やら甲高い声・・そうだ!ガキが休みじゃねえか!
お目当ての小さな堤防はガキが占拠。ギャーギャー言いながらタモで引っ掻き回してる。
お前らクリスマスプレゼント貰ってないのかよ〜。ゲームとかさぁ。そのタモがそうか?
まあ、この時代、外でタモ振り回してるような子供の方が良いか。

折角歩いて来たが仕方ない。
少し離れたとこでアナハゼGET!奴らに見付かったら大変だ。


続いてオハグロ。イチゴジャム絶好調!


いつも叩く係留船の影でアナハゼ5連発。
いつもこんなに居ないとこだぞ。

車までヒイヒイズリズリしながら戻る。
カロリーメイトと水で昼食。風が強くなってきたので帰ろうかな。

しかしここまでガス代もかかってる事だし、もう少し粘るか。
小さな港に寄り道。

先ずはイチゴジャムでアナハゼを数匹。
しかし強風と波で苦戦。こりゃキビシイわ。
先端まで叩くもそれっきり。禁断の実に手を出すか。

今日はガルプの残りをショルダーに入れてきたのだ。
うへ〜!くっせぇ〜!出来れば使いたくなかったが、このタフさでは致し方あるまい。
自作ワームで釣れなかったこの状況、さあ!その力、我に見せてみよ!

アッサリ・・。恐ろしいワームだ。しかも真昼間にメバルじゃんか〜!


腹パンのアナハゼも。


そして・・ギュギュ〜ン!クジメじゃ〜!おいおいどうなってるんじゃガルプ!
クジメよ、君もレア感が薄れてきたね〜。このままレギュラーになりなさい。


あとカサゴも。ガルプ、ガルパー、ガルペスト。やっぱ凄いわ!


この釣果、行きにイチゴジャムで叩いた帰りよ。勿論同じ堤防。
自作ワームはご存知の通りの釣れっぷり。それでも反応無かったとこ。
先日TOMOが、俺が叩いた後でバシバシHITしてた。ガルプで。
こりゃ凄いわ。でも何か違うんだよな〜。

釣れるし楽しいから良いんだけどね。

RESULT

アナハゼ15匹・ササノハ10匹・オハグロ1匹・カサゴ1匹・メバル1匹・クジメ1匹
自作ワーム・ガルプにて

ど〜も自分の中で曖昧でスッキリしないのでちょっと書きました。

俺流ガルプ論(何処かのコーナーに突っ込む予定)
俺は「釣れなくても楽しい派」ではない。
自然の中でルアーやフライをキャストしてるだけで良い・・そんな人が羨ましいわ。

釣れなきゃツマラン、魚に会えない日は疲れ損だと思う、卑しい釣り人だ。
その俺でも何か違う。ガルプの釣りは。

決してガルプが邪道とか嫌いだって言ってるんじゃないよ。
実際釣れるし、重宝してる。ただ疑似餌として考えられるかって事だ。

正直、これならエビかイソメ持って来ても変わらんな、そう思えてしまうのだ。
強烈に臭いし、超脆くて、軽くバイトされると無くなってるし。

その度、バイオハザードが起きないように3重にも4重にもしてある袋からガサゴソ。
付けて投げればコツン!で取られてる。取られてるって事自体、疑似餌釣りじゃないだろ。
これだと常温で長く保存が出来る餌だ。

俺の疑似餌釣りってのは、魚の行動は「捕捉」までな訳よ。
「捕食」だとちょっとニュアンスが違うんだよな。

捕食の定義を調べたら★発見★捕捉★喰う・・・になってた。
これだと捕食だとバクッとやって、その後モグモグって事になっちゃうでしょ?

餌釣りは魚がコツンとかモグモグやって、その反応が浮きや竿先に出て、アワセとなる訳だ。
浮きや竿先に軽い反応が出ても、すぐにアワセない。ガッチリと食ってからアワセる。
中には所謂向こうアワセ、完全に針までモグモグして掛かったとこをアワセるなんてのもあるね。

これは明らかに捕食。発見、捕捉、喰うだもんな。餌釣りは魚の捕食行動の最後までいく釣りなのだ。

俺の考える疑似餌釣りは魚の行動は「捕捉」まで。
ルアーにバイトして、それをいつまでもモグモグ食ってるかい?
魚はバイトした瞬間、違う!と判断した行動をとるよね?パッと逃げたり、距離をとったり、吐き出したり・・。
実際に見た事ある人も多いだろう。

ガルプはさ、魚がバイトして、更にそこからモグモグ食っちゃう訳。
今日何度も見たけど、ベラなんかはアワセを入れないと完全に無くなるまで食う。
フックだけになるとどっか行っちゃう。これは完全に捕食だ。

疑似餌釣りは基本的にバイトの時にアワセないと針に掛からない釣り。
バイトの瞬間、針掛かりしてる場合もあるけど、それはあくまで捕捉時のアタックの結果。
モグモグ食べてった結果、針に掛かっちゃった訳じゃない。

つまり俺の疑似餌釣りは、疑似餌を魚に発見させて、攻撃(捕捉)させる、ここまでだ。
あくまでフェイク、偽物を魚にどうやって捕捉させるか、これが面白いのよ。
ま、性根が詐欺師なんだろうな。

ガルプはフェイクじゃない、リアルだ。
マジで釣れるし、お世話になってる。今後も使うと思う。
ただガルプを使ってる時は、何だか疑似餌釣りをやってる気がしないのは確かだ。
リズムも気持ちもね。皆もそう感じた事ないかな?

偽物に命を吹き込んで食わせる(この場合、捕捉ね)。
放って置いても釣れないフェイクを、自分の操作でリアルにする。
それが俺の考える疑似餌釣りかな。

長々書いたけど、俺は餌釣りも好きだ。今は疑似餌釣りの方が面白いだけ。
ただ俺の疑似餌釣りにガルプって物が引っ掛かってるから書いた。
ガルプのポジションが自分の中で曖昧だったんだよね。

俺の中でガルプは餌。
疑似餌で何試してもダメって時とか、もうちょっと引きを味わってから帰りたい時とか。
そんな時にガルプはやっぱり頼りになるからな。

俺は釣れないのが一番つまらない釣り人だからね。


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