2006

H18年12月27日 水曜日

MAK

昨夜の雨は凄かったな〜。雨戸にバチバチ当たってうるさかった。
今日は晴れてるけど、波の高さは6mのち4mだって。釣りは無理かな?

久々にライン巻き替える。
ロッドとリールのクリーニングとメンテも完了。
すげ〜汚れ方してて焦った。ガイドが油のカスとかゴミで詰まってるんだもん。
コルクのグリップも酷かったな〜。雑巾が文字通り真っ黒!
綺麗になったタックルを見てたら無性に釣りに行きたくなってしまった。

年末年始で釣り人が増える前に釣りしたいけど、何処も厳しそうだ。
あれだけ降ると海も川も釣りにならんな〜。野池はシーズンオフだし。
ちょっと遠いウグイ釣り場は、台風だろうが何だろうが釣りにはなるけどな〜。
それだけ万事OKなとこだから、こんな時は人が殺到するんだよね。
餌師が居ると釣りにならんからな。

思い切って海へ向かう。
地元の海なら、何とか釣りになるとこを見つけられるかも。不安を抱きつつ、海へ。

海沿いを走りながら、遠目で海を見る分には何とかなりそうだ。

よし!あの「復活の兆し釣り場」へ行こう。
潰れかけた要因である内湾を塞いでしまった変な堤防が、こんな日は役に立つはずだ。

到着し、先ずいつものとこを叩こうとして唖然。
水面下10cmのとこが見えない・・。強烈な濁り方。しかもゴミが凄い。
甘く見てたな〜。遠目じゃやっぱ分からんね。

それでも波は穏やかなので試しにキャスト!
ゴミばかりで閉口・・。こんなに濁ってる時に来たの初めて。
でもこんな時って、昼間にメバルとか出ないのかな?

少し歩いて「復活の兆し釣り場」に到着。
以前超シャローでアナハゼ連発したので、そこをテクトロ。
浅いはずなのに、全くボトムが見えない。これじゃ障害物も分からない。
かろうじて陸から海中へのロープは分かるが。こりゃ厳しいぞ。

ここはゴミと濁りだけ、魚は獲物が見えなくたって側線があるじゃないか。
絶対にこの状況でも居れば食ってくるはず。

諦めずにトコトコとテクトロ。しかし反応が無いので弱気になってきた。

不意にロッドがギュン!HIT!よっしゃ〜!アナちゃんアリガト!


居ると分かれば見えずとも何とかなるもんよ。日頃の修練のおかげ。


だってこんな状況よ。段差とかストラクチャーなんて全く見えない。


それでも我がイチゴジャムが奮闘。アナ連発!


この港沿いに住んでるオバちゃんがジロジロと俺を見る。
「あの人、あんなとこで何やってるのかしら?」そんな感じだ。
続いて爺さん、俺を凝視。もっとさりげなく見てくれ。
商店の人や漁師のオッサンも。理由は分かってるけどね。

何せここは生体反応が無かった。
チラホラと魚が見え始めたのは最近なのだ。
生活廃水は流れ込んでるし、水質はかなり悪い。ハッキリ言ってドブみたいだ。

そこで釣りする人など皆無。
そこをミニゴリラみたいのが真剣な眼差しでルアーをキャストしている。
知らない人が見たら、水溜りに糸を垂れてるのと大差ない。

しかもそれで何か釣れてるとあっては、「何だ、あれ?」になるのは当然だろう。
見られてる時に限ってバシバシHITしてしまい、更にジロジロされてしまった。

内湾に小さい漁船が帰ってきた。爺さん1人。
陸の俺に「何か釣れる〜?」そんなとこ、何にもおらんよと言いたげだ。
「うん、人が釣らない魚ならポツポツね。」「何て魚?」
「言っても分かんないと思う。アナハゼ。」「う〜ん・・。」ほれ、やっぱ知らんだろ。

意外に漁師は魚を知らない。魚好きの釣り人の方がよっぽど詳しい。
しかも先祖代々間違った情報が流通してる場合が多い。
過去に何度も違う魚の名前を言われた事がある。

アナハゼやムラソイ、ネンブツ4兄弟なんて、今まで漁師の中で正解者ゼロだよ。
その度、ハチャメチャな名前が聞けてオモロイけどね。

彼らが図鑑を一生懸命見てるとこなんて、あり得ないでしょ?
魚を獲るのには長けていても、普段の漁や釣りで触れ合ってない魚には疎いのが漁師だ。
彼らにはそこまで覚える必要が無いから仕方ないだろうな。

さっきの漁師の爺さんが上陸して歩いて来た。
「ここ閉めちゃってからダメだね。」「おお、これをくぐってまで魚が中へと、はいんにゃあら?」
「うん、さっき言った魚くらいだね。」

ボールに魚を入れてたので「おっちゃん、それ見せて。」今日は敬語が出ない。
「タカノハとメジナ。タカノハは美味くねえだよ。」「タカノハはちょっと磯臭いだよね。でも冬はマシじゃない?」
「そう、焼いて食えば大丈夫だな。」今日はホノボノとした会話だな。

イチゴジャムは相変わらず良い仕事してる。コイツ引いたな〜。
部活帰りの中学生がジロジロ(残念ながら男子)。今日は人が居る時釣れちゃうな。


コツンと軽いバイトが頻発、何度もフッキングミスしたがようやくHIT!
ギュンギュン走り回ったササノハ。良いサイズよ。


昼になったら風がビュービュー吹いてきた。
この悪条件でこれだけ遊べれば満足。

帰りに遠目で見た海は、濁り&風&高波で凄い事になってました。

RESULT

アナハゼ16匹・ササノハ1匹
自作ワームにて


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