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精進湖
MAK BABSON
何処へ行こうか?BABSONと2人で悩んでいると「ボートなんてどう?」BABSONナイスアイデア!
急遽ネットで各釣り場のボート料金を調べる。
ボートなんて考えてなかったなあ、久しぶりに新しい試みをする時のワクワク感が膨らむ。
色々調べて精進湖に決定。金欠なので一番出費が少ないとこを選んだだけだが。
現地には7時30分過ぎに到着。既に岸釣り、ヘラ師はウジャウジャ。
ボートを借りに近くのホテル?に行くとおばあちゃんが釣りの状況を教えてくれたのだが
「あそこはスピナーベイトで・・ここはラバージグが、」と
疑似餌の名前が高齢の方からポンポン出るので違和感アリアリ、おばあちゃんカッコイイぜ。
ボートに案内され支度をしてるとおじいちゃんがマップを持ってきてくれた。色々すいません。
船と湖面を前に興奮する2人、「船出じゃあ!男の船出じゃあ!」腕組をしたBABSONは既に壊れている。
荷物を積み、いざ出港!「おお〜!」ワシ自身、ボートでの釣りは何年ぶりだろうか?
いきなりギルがウロウロしてたのでトップでGET!
BABSONはリールを間違えてラインが3号位の巻いてあるのを持ってきた為、死亡確認。
ボートが意外に風に流されてしまい操船しながらの釣りは難しい。
しかもボートに乗って気づいたが岸釣りの釣り人がかなり邪魔だ。ヘラ師も等間隔で岸にビッシリ。
とにかく釣り人自体の数も多いし、疑似餌がバンバン戦場のように飛んでくる。
思惑に反しノンビリプカプカどころか岸釣りよりもかなり忙しい釣りになってしまった。
とりあえずその場でやってみるもダメ。
ここで移動、いい筋トレになるのう。ヘラ師が途切れたとこで思いきって上陸を試みる。
「ノルマンディー上陸作戦じゃあ!」岩にロープを縛りボートを固定。
いざ上陸!でもこれではいつもの岸釣りのが釣れるなあ、と2人で絶望しつつギルをGET!
しかし思ったより魚はいなくてまた出港、BABSONに操船をチェンジ。
また良さそうなとこがあったが小さい湾にボートが2艘、2人ずつ乗ってたので気後れしてると
何の躊躇もなくボートは湾内へ、流石はBABSON。
するとギルがワラワラ見えた!「ここで固定しちゃおう!」ボートの意味が問われるが仕方ない。
溶岩にロープを巻きつけ固定、2人で釣り開始!ワシはトップでギルを連続HIT!
BABSONもトップでやるもどこかの毛のようなラインでは無理。フライに変えてギルを連釣!
ここでやっとボートの良さ発見!視線の高さが湖面に近いので魚のファイトが大迫力!
高さのアドバンテージがない為、魚とのファイトが楽しい。
「いや〜!やっといいとこ見つけましたなあ。」
「BABSONが見つけたからこの場所をバブソニア王国と名づけましょう。」
景色も天気も最高だし、はしゃぎすぎて既に燃え尽きそうな2人。
ここでBABSONに巨ギルHIT!ワシにもHIT!ここから巨ギル祭り開催。
21cm、22cmと他の釣り場では歓喜サイズが次々にドライに「モコッ!」と魚体の半分を湖面から出して
バイトしてくる。
BABSONのフライを見てると真っ黒い魚体がフライに襲いかかった。
「でかい!巨ギルじゃあ!」#4/5ロッドでも湖面にティップが突き刺さりそうだ。
ギュンギュン走り回った挙句、姿を現したのは黒い魚体のメジナ、じゃなかった巨ギル!
計測すると24cmのワシの歴代MAXを抜く大物。
「こいつはバブソニアの国王じゃ!」BABSON興奮。
その後はフライを禁止して他の釣り方を色々試したり、巨ナマズがフライにHIT中のギルを食おうとしたり、
ギルの餌付けに成功したりと楽しい事ばかりで自然の中のボート釣りを2人で満喫。
昼を過ぎたのでコンビニまでボートを走らせる。この自由さがいいよな。
小便をしてオニギリとハンバーガーを購入。腹ごしらえも済んだし今度はあっちまで行ってみよう。
筋トレのつもりで漕ぎ手はワシがずっと担当、タンクトップで汗をかく程の運動量だ。
しかし良い場所は見つからず苦戦、午後の部2度目の上陸場所でも巨バスが無反応のみ。
ワームでやったろうと自作ワームを常吉にして水中でのアクションをBABSONに説明してると
全く見えなかったギルがオモリを突ついてきた。
「ギルいるじゃん!」ワシ達はバスよりギルに反応してしまうのだ。
「あ〜、あんな巨バスほっとこう。」ギルを釣るつもりで岩陰にキャスト!するとバスがHIT!
「1投目でバスがきちゃった!スピニングもええのう。」
その後はバスモード、溶岩帯と野薔薇に苦労しつつ歩いて移動。すぐにバス追加!
「バスも釣ろうと思えばすぐじゃのう。」
根掛かりでリグをロスト、腰のポーチはフライ用、自作フライの常吉が大当たりでここからバス天国モード。
何せ4lbライン(600m巻きの激安品)、しかも溶岩帯、タックルはギルのトップ用に持ってきたULトラウトロッドと
リールはドラグ性能ヤバヤバの3軍選手、ドキドキ増幅作用が大きすぎて常時ヒヤヒヤ。
岩にラインが擦れないように慎重にやりとり、こんな時に限ってバス君元気にジャンプしまくり。
38cmの痩せだったが楽しいなあ。
たまにはスピニングもいいもんだ。この後も35cm、30cmと30分程で追加。
バスだけ朝から狙えばかなり釣れたなあ、等と出来もしない事を考えた。
ボート近くで頑張っていたBABSONの元へ帰ると「2匹釣ったよ。」フライでバスをちゃっかりGETしていた。
途中40UPをフライで掛けるも痛恨のバラシを経験したくせに立ち直りの早さは流石BABSON。
ここから我が故郷バブソニア王国へマッスルエンジン全開!しかしマメが潰れてスピードダウン。
やっと着いたらBABSONが寝不足で酔ってしまいダウン。
口からもんじゃ焼きを出してくれると言うが丁重に御断りしておいた。
BABSONを小さな島に降ろして一人で出港、おいしそうなとこをフライで叩いてギルの大型を拾い釣りしてると
「ガポン!」バスだ!操船しながらのフライタックルでのやりとりはキビシイ。
BABSONに目をやるとゴーゴーと高イビキ、あの野郎!何とか無事にキャッチ!
30cmのバスでもボートでフライだとこんなに引くのかと感激。
やっとこ起きたBABSONを島に迎えに行きボート屋の浜へ急ぐ。
しかしボート屋を目前にまた島へ上陸、最後に遊んでいこうと2人でフライでギルを釣る。
ワシはバスもGET!ここでボート屋のおじいちゃんが「17時までだからそろそろ帰ってきて」の言葉にビックリ、
もう18時になるぞ。「遅くなってすいません。」「いいよ、どうだった?」いい人だなあ。
帰港して荷物を積むもオイカワがライズしまくりで再び開始!
しかし釣れずに移動、それでもダメでやっと帰路に。
辺りはチラホラと電灯が点き始めていた。
随分長文になってしまってがほんとに楽しかった。岸釣りとはまた違う面白さがあってヤバイ。
しかも2人で乗れば管釣り1時間の料金ですむのがいい。
緑で囲まれた湖でプカプカと疑似餌釣り、鳥のさえずりや魚の跳ねる音、
エンジンボート類(エレキはOK)を禁止してるからこそ解る自然の良さってものがあるねえ。
今日はマジで最高だったな。BABSON、難しいかもしれないがまた都合つけてよ!バブソニア王国万歳!
RESULT
MAK ブラックバス7匹 MAX38cm・ブルーギル多数 MAX22cm
BABSON ブラックバス2匹・ブルーギル多数 MAX24cm!
ドライフライ・トップ・自作ワーム(MAK使用の物のみ)
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