2005

H17年10月16日 日曜日
精進湖〜FISH・ON鹿留
MAK・K・TOMO夫妻・BABSON・MASA

珍しく同士が集まっての釣行、しかしあまりの人数に釣り場に悩む。
湖ならキャパシティもあるという事でとりあえず富士五湖方面に決定。

朝イチ組の集合時間は5時、ワシとTOMO夫妻とKだ。
しかし4時50分から外で待ってるのに誰も来ない。

TOMOからのメールで遅れるとの事。
昔から時間通りに来たのは0.2%位の男だ、動じる事も無い。
既に時間は5時、最も張り切っていたKが来ない。
電話を入れると「バタバタしててまだ家です。」あの野郎、寝ボケて職場と間違えてやがる。

5時15分にTOMO夫妻到着、音量調節不可犬のKINGまで乗ってるが大丈夫か?

5時23分にKから電話「あと7分で着きます。」細かい・・。
しっかりしてるんだか抜けてるんだか解らない。キチンと5時30分にK到着、平謝り。

やっと出発、先が思いやられる。目的地に近くなっても雨は一向にやむ気配無し。
河口湖を1周して暫し休憩。西湖を見てから精進湖に行く。

小雨になったのでギル狙いで1時間探るも魚影は無い。
そんな中、えっちゃんが奇跡のギルGET!凄いぜ。
しかしその後は誰も全く釣れずに車へ。やっぱ駆除が進んでるのかな?ガッカリだ。

ここでBABSONとMASAのモストデンジャラスコンビが合流。
河口湖で全員玉砕に一度は決まりかけたが、アングラーは5万人だし、天気は悪いしで変更。
管釣りの鹿留に決定。

到着してその人の多さに驚くも後には引けない。半日券を買い釣り場へ。川で皆、釣り始める。
まあ人の多い事!ワシこういうの苦手なのよ。

管釣りだけあって皆ニジマスをGET!バカバカと簡単には釣れないがそこそこ釣れている。
Kが苦戦してるのを見かねて、MASAが付きっきりでコーチ。
KのタドタドしさにイライラしてるMASAの様子が50m先でも手に取るように解り面白い。
丁度、ドSとドMでいいコンビだ。

BABSONは「下の方が簡単に釣れるよ」との声を無視、
皆釣れないで引き返してくるポイントに敢えて挑んでいる。
「棘の道を歩きたい」と開始早々壊れてしまったようだ。

しかし管釣り慣れしてるせいかマジで上手い。
タフなとこでもドライで安定して釣っている。正直驚いた。
「バカバカ釣るのは他の管釣り行けば出来るからいいんじゃ。」
何人も挑んでは移動して行った落ち込みでドライでニジマスGET!
彼は暫く見ないうちに管釣り王へと成長していた。


TOMO夫妻も順調、KINGも意外に良い子で感心。

近くに行くとMASAが「この辺凄いぜ・・。」
確かにその周辺の光景は凄まじい。まさに戦場。

ビュンビュンと後方確認ゼロ、超高速でフライロッドを振り回すチョビ髭の成金風オヤジ
透明のカッパを身に纏い、フライロッドにスプーンが付いてる爆弾3人娘
彼女達がまた凄い。勿論、後方確認はゼロ、
後ろの川にスプーンが着水後、前の川にブチ込んでいる(前後の川を同時に釣る新テクニックか?)
それがまた高速だ。

よく人を釣らないな〜なんて見てたら「バスッ!」案の定後ろの兄ちゃんのカッパにHIT!
気の弱そうな兄ちゃんは女相手にニヤニヤしている。コイツもアホだ。
カッパ娘も一言謝って平然と釣り再開!スタイル変更はナッシング!
今のがとか体の一部だったら・・って考えないのかよ!
同行してる野郎連中よ、キャストの仕方じゃなくて先ず安全面から教えてくれよ。

MASAの話ではジャバジャバと川へ入っていたガキもいたという。
久々に来たがやっぱ管釣りは凄え。

こうしている間にも流れ弾に当たらないように神経を尖らせていなければ、即、戦死だ。
フラ〜ッと流れ弾接近!ここにも刺客か?
Kじゃねえか!
「Kも凄い」MASAがポツリ。

ビヨヨ〜ンと変な軌道を描くフライライン、それが時折かなり後方の我々を狙ってくる。
ビュンビュン軍団よりイレギュラーな為、始末が悪い。
フリッカージャブ並だ。

そんな戦場の真っ只中で平然と釣り続けるTOMO。
彼は釣り始めると全く外界の事が遮断される「解脱釣人」なのだ。
ある意味羨ましいが、
それ故、釣り場では同行者の存在も忘れてしまい何処かへ行ってしまうので要注意。

管釣りサイドもルールを厳しくすると客が減っちゃうんだろね。
この御時世、仕方あるまい。

朝から言い続けてたカップラーメンタイムが15時にようやく実現。
こんな事ならコンビニで食べ物買っとけば良かったぜ。
TOMOが沸かしてくれた湯でカップラーメンを作り食べる。生き返るな〜。
Kは寒さのあまり顔が真っ青死相が出ている。

モストデンジャラスコンビがコンビニから帰ってきたとこでポンド(池)で釣り開始。
インジケーターにエッグという管釣り最強スタイル(邪道視する人も多いが)の
人のみ入れ食いだったので参考にする。

インジケーターを付け、自作フライを付けキャスト。
インジケーターがプクンと沈む。「ビシッ!」フッキング成功。
ニジマスGET!その後は入れ食い、このスタイルなら当たり前だな。

しかし特筆すべきはMAK自作のフライ。
前日に巻いたのだが、何とコレ、マテリアルはMAK母の不用になったストッキングのみ!
管釣りに来るとは思ってなかったので、バスギル用に幼虫を意識してシャレで作ったのだが、
それが大当たり!

ストッキングに目を付けるあたり、我ながら発想が凄い。
結局これ1本でラインブレイクするまでほぼ入れ食い。
思わぬ成果に量産決定だが自然のフィールドで使えるかテストしないとな。
タイイング時間は2分、材料費ゼロと労力も金も使わないので
実戦で使えるとなればMAK的大発明也。

管釣り王BABSONはここでも周りのフライマンが渋い中、ドライでHIT連発していた。
BABSONとMASAは早上がりでここでバイバイ。
残りのメンバーで残り1時間を川で釣る。
TOMOがラスト寸前に入れ食いになったが惜しくもタイムアップ。

目立ったトラブルも無く、皆それぞれの遊び方で楽しんでいたので、
たまには管釣りも良いかなと思った。

マナーやルール等と管釣り内での事はどうでもいいが、
怖いのはここから自然のフィールドに出てくる人間だ。

管釣りで釣りを覚えるのは構わない。
だが悪しき習慣が染み付いたまま、自然の釣り場に来て欲しくない。

先行者を優先するとか、人の釣りを邪魔をしない距離がどの程度とか、
人の攻めてるポイントにキャストしないとか、
普通の釣り場で当たり前の事がこの中で何人出来るのか?

半日見ていて管釣りってのはそういう物が全く培われない、むしろその逆だ。
自分達が釣りたければなりふり構わない。
人が釣ってるとこにバンバンとルアーやフライが飛んでくる。
金払ってるんだから釣らせろ的な貧しい考え。
それが人の迷惑を顧みない釣り人を育てる。

頼むからそういうの管釣り内だけにしといてよ。

以前にバスブームで休日の河口湖慣れしてしまったバサー達が野池や地方の湖に進出し、
全国のヘラ師の反感をかったのは典型的な例だ。
隣りの人と1mなんて距離で釣りをしていた人間達だ。
どこの釣り場でもそうしてしまう。
それが当たり前で今まで釣りしてきたから無理もない。
その人間達に子供が出来て自分の歩んだ道で釣りを教える。
その子供はどうなる?

立ち切る事の出来ない、永遠に続く悪しき輪廻だ・・・。

RESULT
精進湖
えっちゃん ブルーギル1匹
ドライフライにて
鹿留
皆でニジマスたくさん
ドライフライ・ルースニング(自作フライ)にて



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