2005

H17年9月10日 土曜日
の大遠征編 佐渡島2日目

島で数少ないコンビニという事もあり、結構人が来るので1時間おき位で目が覚めてしまった。
5時頃、コンビニのトイレで朝のミッション。
「ふわふわおしりふき」を持って入るので万引きしたのではないかと疑われるんじゃないかとビクビク。
まあ店内に無い物だから説明すればいいのだが。
クソだけして出られる人間ではないのでコーヒーとガム、6個入り90円のレーズンロールを買う。

明るくなってきたので昨夜釣具屋に聞いた川へ向かう。
佐渡はポイントが離れてるので移動距離が結構ある。ガソリン代は予算を上回りそうだぞ。

川へ到着、ガタゴトと林道を登る我が愛車。
小さいダムに着くと、ガタゴトと下から車が登って来た。

何だよ、釣り人かよ。ムカムカしたが(人間小さい)作り笑いで「おはようございます。」と挨拶、
大体この時点でどんな奴か解る。悪い人では無さそうだ。
聞けば出勤前にちょっと釣りしに来たらしい。
ここは春先はイワナが釣堀状態だったとか地元の人は殆どやらないとか情報収集。
他に有望な川まで教えてくれ、静岡から来たと言うと「釣っていって下さいよ。」と優しい兄ちゃんだった。

2人でダムを攻めるも反応無し。兄ちゃんタイムアップでサヨナラ。色々アリガトウ。
教わった川へ移動、聞いた通りにゲートや建物がある、助かるねえ。

「1匹でもいいから釣りたいな。」「大丈夫です!」
そんな兄ちゃんの言葉を信じ、いざ渓流へ!ってTシャツに短パンじゃまずいかな?まあいいや。

ガサガサと草を掻き分け、水辺へ到着。
1mほどの岩に飛び乗ったその時!ゴロン!大きな岩が転がった!
体の右側から1m程落下、ロッドとリールをとっさにかばうも体もろとも岩に叩きつけられてしまった。
お〜痛てて。タックルの無事を確認、頭は右肩がデカイ為、打ってない。
右半身を痛打した割には問題なさそうだ。
ったくこのサイズの岩が動くかよ!岩に前蹴りをくれて先へ進む。

小さな落ち込みに半信半疑でミノ―をキャスト!
バシャ!何と30cm程のイワナがHIT!マジかよ!
余りに突然の事態に焦ってしまい抜き上げるも岩にぶつかり落水・・・・。
でも佐渡凄え!

「ウェーダ―があれば・・。」
そんな兄ちゃんの言葉を覆す普段着でのウェーディング。水が冷てえ〜。
ザブザブと水に入り、岩を登り、枝を掻き分け進む。

こんな時いつも思うのは体を鍛えといて良かったという事。
そんなに筋肉つけたって、とか何の為にやってるの?とか色々言われるが、断言しよう。

筋肉は身を助ける!
注!皆さんは万全の装備で行いましょう。

ここは居そうだな〜なんてとこには殆ど魚がいてチェイスしてくる。
こんなの地元じゃ有り得ない。
解禁と同時に餌師がキープしまくり、あっという間に渓魚は姿を消す。
いい加減、魚を残す釣りしましょうよ。

先程のダメージが足腰に出てきたが気合を入れて上流を目指す。
掌は尖った岩で切ってしまい出血している。
それでも澄んだ水の中にチェイスする魚影を追ってワクワクしながらザブザブ進む。

チェイスはかなりあるのだが、HITに持ちこめず、HITしても落水で未だ手にとって魚を見てない。
見るからにいそうな小さい淵へキャスト!イワナがチェイスしてきてパクッ!HIT!
やっとの事でパチリできたイワナ君。その美しさに感動!


佐度は国府川水系と何だか川以外には放流していないとの事。
コイツらは完全な天然魚って事だ。
「ありがとな」礼を言いリリース。

兄ちゃんに聞いてた堰堤でもチェイスのみで食わせられずに終了。
2時間程で15チェイス、7バイト、3キャッチってとこかな。
初めての渓流ミノーイングにしてはまずまずだろう。

昔の日本の川はこうだったのかと思わせてくれる美しい自然と無垢なイワナ。
最高に有意義な朝のひとときを過ごせたな。

ここから昼間は厳しいと聞いていた川へ。着くと他県ナンバーのフライマンが。
仕方ないと別の川へ行くもまたまたフライマン。
おいおいネットでも本でも人から聞いても佐渡の川で人に会う事は稀だってのは何なんだ?
百聞は一見にしかず。

少し休憩し、そいつらが帰った後にフライでやってみる。
パシャッ!何度もフッキングミスしてしまった。
ヘタクソなドライに出てくれたのは小さなヤマメ。綺麗だなぁ。


もう1匹追加するもやはり叩かれた後、厳しい。
それでも天然のヤマメが釣れる佐渡に感謝。


ここで空が真っ暗になり雷雨。もの凄い雨だ。
近くの公園の駐車場で昨夜買った本を読む。一向に止む気配無し。

結局落ち着いたのは15時頃。
ここから昨日のイカが忘れられず40キロ程離れた漁港へ急ぐ。

連日そんな上手くはいかないよな・・。
そんな不安もプカプカとサスペンドしているイカを見つけ吹っ飛ぶ。
スロープにいる奴は浅過ぎるので上下のエギの動きで誘えない為、
横にダートさせたり、トゥイッチしたりして誘う。

ス〜ッとチェイスしてきてバッとエギに抱きつく。


ULタックルだからチビイカでも楽しい!エギを抱かせるまでのプロセスもサイトだから最高に面白い。


またも墨まみれになってしまったが、すっかりイカ好きになってしまった。
地元ではこんなに釣れないんだろうな。


この豊かな佐渡で、今の内にエギングを楽しみながら身につけよう。
しゃくって乗せて、フォールで乗せて、連続トゥイッチで乗せて・・。
色んな事して遊んでたら薄暗くなってきた。


1時間半で11杯。
イカは夜行性らしいからナイトゲームに分が有るけど、サイトで釣るのが楽しいからやらないでいいや。

今日も渓流に海に楽しかったなあ。

再び50キロ程走り(いちいち遠すぎる)スタンドへ。
リッター147円と少々お高いが仕方あるまい。
そこで立ち寄り湯の場所を聞き行ってみる。

「金北の里」と書かれた施設に到着。ありがたい事に温泉だ。
22時まで営業ってのも嬉しいね。

ゆっくりと二日ぶりの風呂を楽しみ、体を癒す。
塩分が強い温泉の為、切り傷にしみるが最高に心地良い。
大きい浴槽ひとつと小さいサウナだけだが満足。
休憩室の畳に横になり英気を養う。平らなとこで寝るのはやっぱり楽だ。

色んな家族やカップルの会話を聞いてゴロゴロ。
普段はうっとおしいが離島の夜を一人車で過ごす寂しさもあってか、人の気配が苦痛では無かった。

19時から21時半までノンビリして昨夜のコンビニでメンチパンとカレーパンを買い夕食。
そのまま駐車場で就寝。コンビニ「SAVE ON」お世話になります。

RESULT

イワナ3匹・ヤマメ2匹
ミノ―・ドライフライにて

アオリイカ11杯
メーカー不明エギにて


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