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炎の大遠征編 佐渡島4日目
朝から川で渓魚を狙おうとコンビニにも寄らずに急ぐ。
途中、猛烈な便意に襲われトイレを探すも、行けども行けども見つからない。
仕方なく絶景を見ながら外でブリブリ。ふ〜気持ちええのう(佐渡の皆さんスイマセン)。
フライでやってみようと川に入りロッドを振る。
しかし、釣り上って行ってもチビヤマメのバイトのみ。
土日と何処の川も人入ってたからなあ。
諦めて他のダムをまわるも反応無し。
バターロールと家から持参したアミノ酸ゼリーでブランチ。
ガスを入れ再び違うダムへ。しかしダメ、今日はキビシイのう。
その下流で何やらライズしているのでフライロッドを振ってみると、オイカワGET!
立派な雄だったが写真を撮る前にポロリしてしまった。
殆ど止水の為、大苦戦で1匹のみ。
もう少し大型の魚が底の方を泳いでるのでスピニングに持ちかえてスプーンをキャスト!
おお〜っ!チェイスして来るぞ。何かがHIT!よっしゃ、手元まで抜き上げ確認しようとしたらまたもポロリ。
ニゴイの小さい奴だったような、でもウロコが大きかったな。
いつもの里川にいる魚なら瞬時に判別可能だが、明らかに見慣れない奴だった。
くっそ〜、写真撮りたかったな。
その後はいいサイズのウグイをGET!何だか地元で遊んでるみたいだがいいとしよう。
ウグイを追加して移動。
ゴロタで20分程遊んでムラソイGET!
しかし何処の漁港行ってもエギンガ―ばっかだな。
最低3人はビュンビュンしゃくってるぞ。折角ここまで来たのにな〜。
結構同じ面子がグルグル回ってるんだよね。
それでもやったことない港でアオリイカ2杯。
キビシイな。
フグは相変わらずでエギでもガンガンHITして困る。
このフグだが怒って膨らむと不精髭のようにゾリゾリしてる奴とツルツルの奴2種類いる事が解った。
主にツルツル君ばかりなのだが。
コイツらのせいでワームを封印されてるのが、今回、遠征での苦戦の一番の要因だろう。
エギからメタルジグに変え、ボトムをとると何かがHIT!
海の底から姿を見せてくれたのは小さなヨロイメバルだった(多分)。
佐渡汽船の近くに来たので時刻表を見に行くととんでもない事が判明!
ワシが渡った次の日からフェリー代が3分の1に!
嘘だろ?そう思い何度も見直したがあとの祭り。
新潟県の社会実験だとさ。
15000円も損しちゃったじゃないか!切符売り場の兄ちゃん、一言足りないぜ・・。
そうすりゃもう一泊、新潟にしたのにさ。
あまりのショックに立ち直れず車の中で暫し幽体離脱。
崖の上の公園で腕立て、腹筋100回ずつやってうっぷん晴らし(晴れない)。
仕方あるまい、今日は風呂の日じゃないか、行こう。
農協で金を降ろし(佐渡のメインバンクは農協、初めて農協で得した)、
その辺を歩いてたオバさんに「すいません、この辺で立ち寄り湯ってありますか?」
伸び放題の髭に真っ黒の顔、腕まくりしてる袖からはゴリラのような黒く太い腕がブラリ。
車を降りて走って行ったので、オバさん一瞬アワワとひるむ。
「静岡から来まして・・。」「あら、そう!あそこにいいとこできたのよ。」
指差す先には立派な建物。
「ありがとうございます、助かります!」「良い旅を。」
ほお〜、こりゃお洒落な建物だのう。「小木の湯」は結構人気があるらしい。
エントランスは木のデカイ扉が自動ドアになっている。
サンダルを下駄箱に入れ券を買い、鍵をもらう。
フルチンになってガラリと開けるとガラス張りで下のほうに海や小さな町の灯りがポツポツ見える。
大浴場とサウナ、露天風呂まであり、しかも温泉。500円は安い。
何だかMAKの温泉日記になってしまってるのう。
はあ〜・・。ゆっくりと湯につかって旅の汚れと疲れを落とす。
時間帯のせいか人が2〜3人しかいない。
露天風呂は貸し切り状態、月を見ながら温泉に浸かるこの贅沢!
「最高だな・・。」思わず口から出てしまった。
ここで一句「旅先で 夜風に吹かれ 月見風呂 入らせたいな 老いた父母にも」
この年になっても迷惑かけっぱなしでスイマセン。
風呂からあがり、休憩室の畳でゴロリ、これまた広い部屋に3人しかいない。
アイスを食いながらゴロゴロする。
ここは21時までなのでギリギリまでゆっくりして公園の駐車場へ。
サプリメントのゼリーを飲んで就寝。コンビニと違って静かだな。
しかしここでは蚊とアブと壮絶な闘いの末、ろくに寝られなかった。
「おそとでノーマット」よ、もっと殺虫効果を上げてくれ!
RESULT
川
ウグイ3匹・オイカワ1匹・不明1匹
スプーン・ドライフライにて
海
ムラソイ1匹・アオリイカ2杯・ヨロイメバル1匹
自作ワーム・アオリ―Q1.8号・リトルビット7gにて
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