2007

H19年1月24日 水曜日

MAK・TOMO

朝グダグダしてると携帯が鳴る。TOMOだ。
午前中の仕事が無くなって、かなり時間がとれると言う。
昨日の命懸けSASUKE状態で足がパンパン。痛いけど同士との釣行、行かねばならぬ。

昨日は1人で地元の海で遊ぶのに限界を感じていた。対象魚が少ない冬だから余計そうなるのだろう。
この時期、昼間地元の海で、このタックルで疑似餌で狙えるのはアナハゼ、ササノハ、カサゴがメイン。
どうしたって毎回同じ様な釣行記になってしまう。他のレアな魚もたま〜に釣れるが、いかんせん刺激が無い。
疑似餌で遊べる魚がこれだけ居るって事だから、贅沢な悩みだけどね。

そんな中でも、我が同士と行く釣りはやっぱ楽しい。
今日も運良くTOMOと行けるので、マンネリじゃない釣りが出来る非常に貴重なチャンス。
即行で支度をし、TOMOの職場まで急ぐ。職場に着くと女性が2人、TOMOの職場付近をウロウロ。
すぐに「○○○の証人」だと分かった。TOMOが「今つかまっちゃっててさ〜。聖書見せられて・・。」
「良い生き方が出来るとか言うから、自分らしく生きてるからいいです!っ言ってやったよ。」
「すげ〜カッコイイ。自分らしく生きてるか。今度勧誘されたら使おう。」
「そしたら「貴重な御意見ありがとうございました。」だって。」

俺は宗教は全く信仰してない。身内が死んじゃった場合は仏教方式でやらざるを得ないけど。
無数にある宗教を否定する気はないが、勧誘はやめろ。鬱陶しいから。
俺もTOMOと同じ言わば「自分教」、この先もずっと変わらんよ。
今度何かに勧誘されたら「マッスル教の教祖」とでも言ってやろう。

到着して海へ出発。今日はハプニングが起きない様に慎重に。
今日は珍しく駐車料金をとられるとこに停めて、足で探る事に決定。
この辺は駐車スペースが無いので致し方あるまい。今日はまだ老人クラブが徴収にやって来ない。

支度して海へ。TOMOが変な顔をしている。「何、コレ!」
海が綺麗だったり、魚が多くて嬉しい時の彼のリアクションだ。
かなり先までボトムが丸見え。南国かと思える透明度。

俺は自作ワーム、TOMOはいきなりリーサルウェポン、ガルプ投入。
早速叩くも反応悪し。魚はいっぱい居るんだけどな〜。

しばらくしてTOMOがアナハゼGET!「ハゼ吐いた〜!」これは貴重、急いで駆け寄る。
「まだ生きてるよ!」ドロメの幼魚の様だ。パチリ後逃がしてやったがフラフラしていた。


「拾った命、大事にせい。」ドロメに声をかけて釣り再開。
イカが結構見えるので、ダメ元でエギング。あとちょっとで抱かない。あうあう奇声を発してしまう。

諦めて自作ワームに戻す。
あまりにこの辺がダメなので、歩いて移動しながら叩いていく。
このルート、実は初めてではない。数年前に元カノと回ったとこ。
お約束で「○○〜!」悲しい声で叫ぶ。あ〜寂しい。

やっとアナGET。今日は苦労したなぁ。


この辺はササノハ天国。自作ワームでもガンガン食ってくる。
海の透明度が高いので、ランカーを選んで食わせるという贅沢な状況。
チビが結構気が強くて、デカイのが遠慮してしまう。

それでも何とかHIT!「おお〜!すっげえ!」ササノハ最高!


TOMOはレアなニシキハゼGET!今年も良い感じだぞ。


ランカーササノハもGET!強烈なロッドの曲がり方してたな〜。


TOMOは絶好調!更なる奇跡が・・。
「うわ〜!凄いデカイ!」なにやらぶら下げている。
「すげ〜!こんなアナハゼ見たこと無い!」「何かデカイのが出て来てビックリしたよ。」


TOMOは色々事情がありまして、最近は援交並に顔出しNGを徹底。
同士にも出てるし、あまり意味が無いと思われるが、少しでも忍者の被害を食い止めたいらしい。
その為、良い写真が撮れないし、比較しにくいので魚の大きさが分からない。

23.5〜24cmのアナハゼ。暴れまくるので正確に測れなかった。
このクラスのアナハゼって貫禄あるなぁ。俺は確か23cmが最高かな。


1人なら駐車料金をケチって来ないが、この辺は良いポイントが多い。
考えてみれば、1日安全に駐車出来るのだから良いんだけどね。
ルアーだと釣れなければ移動するので勿体無いんだよな。
でもこの界隈は歩けば次々に良いとこがあるので、金を払う価値は充分ある。

「いや〜何か今日凄い楽しい。」
TOMOも久々にこの時間の釣りを満喫している。
普段休日返上もあるのだから、手が空いた時は気持ちよく遊んで欲しいよな。その権利はあるはずだ。
他の連中は俺みたいに人間が破綻してる訳じゃない。仕事を一生懸命やってる上での釣行。
同士の奥様方、大目に見ましょうや。旦那っちは家族の為に頑張ってるんだぜ。息抜きさせてやろうよ。

俺もレアなニシキハゼGET!リアル魚肉ソーセージな体型。


TOMOはカサゴを連チャン!2匹目は凄いファイトだった。
腹パンパンの妊婦に悪戯しちゃダメよ。


「今日絶好調じゃん!」「絶好調宣言しちゃって良いかな?」
この男、最近ハズレ釣行ないよな〜。

俺もチビカサゴGET!このエリア楽しいわ♪


小さな川が流れ込んでるとこはハゼがウロウロ。
TOMOのガルプに盛んにアタックする新魚種っぽいハゼが居たがGETならず。
自作ワーム投げたら逃げてしまった・・。

他のハゼなら自作でもGET!ここ小さい針にガルプならハゼ釣りが楽しめるな。


この界隈は変化にとんでて面白い。
全部小規模だが、漁港あり、サーフあり、河口あり、ゴロタあり。
今度1人でも来てみようかな?かなり歩けば他にも駐車出来ないでスルーしてたとこまでも行けるしね。

ゴロタに到着。
俺はアナハゼをポツポツ。
今日は2人して、アナの事を「チンポ出し」のあだ名で呼んでいるので会話がオカシイ。
「チンポ見つけた!」とか「その穴の辺にチンポ入ってそう。」とか「チンポがニョロニョロ顔出してる。」とか。
道路沿いの民家があるとこでも「何釣った〜?」「チンポ出し〜♪」通報されてもおかしくない。

ゴロタでTOMOが「チンポが出たり入ったりしてる。」とおかしな事を言い出した。
「あ〜!今食ったのに〜!」何度もあうあう言ってる。
「それチンポ?ドロメじゃない?」「ん〜・・チンポじゃない!ドロメだ!」

TOMOは自身初のドロメGETに集中!「やった〜!」遂にGET!
しかし遠目で見ても何かオカシイぞ。「ドロメじゃないら?ちょっと見せて!」
昨日の命懸けSASUKEで足が破壊されてるので、お爺ちゃんの様にゴロタを移動。

「何だ?見た事ないぞ!」


アナハゼでもドロメでもない。頭は扁平、角みたいのが4本、口の付近が赤っぽい。


「いいなぁ〜!俺も新魚種GETしたいよ。」「まだ居たからやりな!」
「いや〜絶好調宣言してから、また調子出ちゃったな〜。」TOMOは余裕だ。

ポイントを譲ってもらってトライ。まさか出ないだろな〜。
油断してたらパクッ!食うか食わないかのとこでジャッカー電撃隊フッキング!
スカッ!空振り。「あ〜!やっちゃった〜!」その後、叩いても出てこない。
「この辺のこの岩にしか居ない魚だ。」とTOMOが追い討ち。
「もう釣りやめたい。釣りってつまらない。」と悪態をつく。

「ちょっと休ませて帰りに叩いてみなよ。」「もし出てGET出来なかったら釣りやめる。元々好きじゃないし。」
少しゴロタを探った後、再トライ。

岩の間に自作ワームがス〜ッ。出ない・・・。「あ〜ん!やっぱダメだぁ!」
発狂してるとTOMOが「こっちの穴に移動してるかもよ。」「無いよ・・。そんな事。」
ガッカリしながら一応ワームをス〜ッ。パクッ!出たぁ!少し待って「ぬりゃ!」フッキング!
力を入れ過ぎて宙を舞う。「早くこっちへ!」TOMOが叫ぶ。慌てて陸にポト。
「やった〜!」もうドヤサ♪ドヤサ♪の大騒ぎ。TOMOのおかげで新魚種追加成功!


サイズはTOMOのより小さい。さっきと同じ謎の魚。


「いや〜この魚はこの岩の間しか居ないよ。」
俺も普通の釣り人よりは魚を知ってる方だ。普段から図鑑やWEBで色々調べてるからね。
「アユカケっぽいけど、あれ淡水魚だしなぁ〜。海に居る訳ないか。」
その時、俺は確かにTOMOにこう言った。

帰りながら色々追加して車へ。
最初のダメダメ港でやるも、やはりダメ。
メバルはウジャウジャ居るんだけどな〜。全然食わないんだもん。
TOMOは昼間のメバル、メジナ攻略に変なリグを考え出して、かなり反応させていた。
ジグヘッドの時と全然チェイスが違う。もうちょっとだな〜。

今日は波も風も穏やかで、色々釣れて楽しかったな〜。
夢中になりすぎて昼飯食ってないのに、この俺が燃料切れにならなかったもんね。
限界だった地元の海も、このエリア開拓と新魚種追加で、少しはモチベーション復活かな。

RESULT

MAK アナハゼ9匹・ササノハ5匹・カサゴ1匹・ニシキハゼ1匹・サビハゼ?1匹・謎1匹
自作ワームにて

TOMO アナハゼ7匹・カサゴ2匹・ニシキハゼ1匹・ササノハ4匹・オハグロ2匹・謎1匹
ガルプにて

翌日、謎の魚を調べたら「カマキリ」通称「アユカケ」だった事が判明。
絶滅危惧種のようなので、今後狙っては釣りません。釣れないだろうけどね。


TOP
BACK
PREV
NEXT